概要・あらすじ
自律思考を持つロボット、レプリロイドが人間社会に溶け込んだ近未来。主人公のレプリロイドのエックスは、暴走しイレギュラーと化したレプリロイドから人間を守るイレギュラーハンターである。ある日、同じイレギュラーハンターであるシグマが、レプリロイドの支配する世界を作るため人間に対して反乱を起こした。
心優しいエックスはシグマの野望を止めるため戦いに身を投じた。
登場人物・キャラクター
エックス
『ロックマンX』の主人公で、レプリロイド。優しい心と不屈の闘志を併せ持つB級イレギュラーハンター。他のレプリロイドに比べて感情の起伏が激しく、友人を殺されて激昂したり、他者の死に際して涙することも。敵の武装を自分のものとする、Dr.ライト作の専用強化パーツが用意されているなど、その力の出所には謎が多く、伝説のレプリロイド「ロックマン」の後継者とも言われている。
ゼロ
『ロックマンX』の登場人物で、レプリロイド。特A級のイレギュラーハンターで、非常に高い戦闘能力を持ち、たびたびエックスのピンチを救う。冷静沈着で、少し皮肉屋なところもあるが、心の内には熱い情熱を秘めている。時に優しすぎるエックスの性格を「甘い」と断じつつも、自分を含めた他のレプリロイドにはない豊かな感情表現として羨望のまなざしを向けることも。
Σ (しぐま)
『ロックマンX』の登場人物で、レプリロイド。誰もに信頼される優秀なイレギュラーハンターだったが、レプリロイドのための世界を作るため人間に反乱を起こした。冷徹で残酷な性格だが、命令違反を犯してもエックスとの一騎打ちを望んだアーマー・アルマージを許すなど、武人としての面目を重んじる部分も。
VAVA (ゔぁゔぁ)
『ロックマンX』の登場人物で、レプリロイド。Σの手先としてエックス、ゼロを襲う。元は特A級のイレギュラーハンターで、非常に高い戦闘能力を持つ。性格は残忍かつ凶暴、戦士としての自尊心が高く、伝説の「ロックマン」の名を受け継ぐエックスに対して並々ならぬ執着を抱いている。
マーティ
上半身が女性、下半身が魚類の姿をした海難レスキュー用レプリロイド。初めはエックスの敵として登場するが、彼のひたむきな姿に心打たれて和解。後に思いを寄せるようになる。
Dr.ライト (どくたーらいと)
ロボット工学の父とよばれる伝説的な科学者で、エックスの開発者。作中では故人であり、プログラムとして存在している。様々な場所や状況下でエックスの前に現れ、エックスに助言やパワーアップパーツを与え、彼を導いていくが、エックスはその正体を知らない。
アーマー・アルマージ (あーまーあるまーじ)
アルマジロ型レプリロイドで、Σの部下。礼節をわきまえた武人であり、Σの命令に逆らってエックスに戦いを挑んだ。あと一歩のところまでエックスを追い詰めるが、最終的には敗北。自らにプログラムされた自爆回路の爆発にエックスを巻き込まぬよう、自ら「切腹」して果てた。
ストーム・イグリード (すとーむいぐりーど)
鷲型レプリロイドで、Σの部下。元イレギュラーハンターであり、ゼロとはライバル兼親友の間柄だったが、恋人の殉職を切っ掛けに部隊を去り、Σの軍門に下った。口は悪いが面倒見の良い性格で、エックスの潜在能力を引き出すため敢えて悪役を演じ、彼と戦った。
レプリロイド
『ロックマンX』に登場するロボットを指す。自律思考回路を備えており、人間同様に感情を持つ。基本的に人間に従うようにプログラムされており、人間に歯向かうレプリロイドはバグを起こしたイレギュラーとしてイレギュラーハンターに排除される。
イレギュラー
『ロックマンX』に登場するロボット。何らかの理由で人間に歯向かうようになったレプリロイドを指す。内部機能に異常を生じた欠陥品として扱われ、イレギュラーハンターによって排除される。
イレギュラーハンター
『ロックマンX』に登場するロボットを指す。イレギュラー化したレプリロイドを排除する役目を持ったレプリロイドの部隊。エックス、ゼロらが所属する。