概要・あらすじ
全国で多発している失踪事件「サイレン事件」と、その謎解きが社会現象になっている最中、高校生の夜科アゲハは、その事件唯一の手がかりとされる「PSYЯEN」と書かれた赤いテレホンカードを手に入れる。同じく、テレホンカードを所持していた幼馴染の雨宮桜子が行方不明になったことを知り、彼女を探すためにサイレンの世界へ行くことになる。
登場人物・キャラクター
夜科 アゲハ (よしな あげは)
『PSYREN -サイレン-』の主人公で、高校1年生。まっすぐで単純な性格をした黒髪の少年。姉と父がおり、雨宮桜子に好意を寄せている。失踪した雨宮桜子を探すためにサイレンの世界に足を踏み入れる。PSIの力を吸収して膨張する「暴王の月(メルゼズ・ドア)」の能力を持つ。
雨宮 桜子 (あまみや さくらこ)
『PSYREN -サイレン-』の登場人物で、高校1年生。眼鏡をかけた美少女で、夜科アゲハとは幼馴染。両親の離婚など家庭の事情や、サイレン世界で数多の死を見てきたことにより心を閉ざし、もうひとつの人格であるアビスが表面化する。PSI能力はトランスによるテレパシー、ライズによる身体能力向上などを得意とする。
アビス
雨宮桜子が持つもうひとつの人格。本能と破壊衝動を基本とした負の人格であり、アビスの人格が表面に出ると肌の色も褐色に変わる。PSI能力はトランスなどよりもバーストに優れ、攻撃的になる。夜科アゲハを非常に慕っている。
朝河 飛龍 (あさが ひりゅう)
大柄な高校1年生。夜科アゲハと雨宮桜子とは小学校時代に一時同級生だった。行方不明になった後輩のタツオを探すため、サイレンドリフトになり、夜科アゲハらと行動を共にする。ドラゴンの翼や尻尾を具現化するPSI能力を有する。
真名 辰央 (まな たつお)
朝河飛龍の後輩。サイレンドリフトになった後、禁人種(タブー)に捕まり、自らも禁人種(タブー)となる。テレホンカードを紛失しており、現代世界に帰ることができず、サイレン世界で生き延びる方法と帰る手段を探していた。バーストで具現化した銃を操るPSI能力を有する。
望月 朧 (もちづき おぼろ)
大人びたイメージを持つ大人気の俳優。しかし、何事にもスリルを求める性格であり、そのためなら危険をも厭わない。テレホンカードを拾ったことを公表してサイレンドリフトになり、夜科アゲハらと行動を共にする。禁人種(タブー)と融合して操作する「生命融和(ハーモニクス)」のPSI能力を有する。
霧崎 兜 (きりさき かぶと)
女性好きの軽い性格をしており、雨宮桜子のことを「リトルバニー」と呼ぶなど好意を寄せている。当初、サイレン世界から逃げ回っていたが、叔父の死や夜科アゲハらとの出会いによって心境が変化し、危機察知能力である「脅威(メナス)」を発現させた。
八雲 祭 (やぐも まつり)
有名なピアニストだが、酒好きで豪快な性格をした女性。サイレンのゲームをクリアした唯一の人間で、ゲームクリア後も未来が荒廃した原因を探るかたわら、雨宮桜子や夜科アゲハらのサポートをしている。
天樹院 エルモア (てんじゅいん えるもあ)
サイレンの真相究明に5億円の懸賞金をかけた大富豪の老婆。未来を予知するPSI能力「千年万華鏡(せんねんまんげきょう)」を有し、未来が荒廃した原因を探っている。
集団・組織
W.I.S.E (わいず)
『PSYREN -サイレン-』に登場するサイレン世界を支配している組織。天戯弥勒をリーダーに元老院や星将が存在。イルミナス・フォージと呼ばれる技術を用いて、身体やPSIの強化などを行い、サイレン世界での環境に適応している。
場所
サイレン
禁人種(タブー)と呼ばれる存在が闊歩し、W.I.S.Eが支配している。荒廃した未来の日本であり、赤いテレホンカードを使用することでタイムスリップすることができる。この世界にきた者をサイレンドリフトと呼び、ここの瘴気にあてられることで、テレパシーなどのトランス、物理的な攻撃手段であるバースト、身体向上などのライズなどのPSI能力に目覚めることになる。
- SHARE
-
-
- EC
-
