ロボット刑事

ロボット刑事

捜査用に開発されたロボット刑事のKが、人間との関係に思い悩みながらも、優れた機能を使って難事件を解決していく物語。

正式名称
ロボット刑事
ふりがな
ろぼっとけいじ
作者
ジャンル
推理・ミステリー
 
サスペンス
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概要・あらすじ

警視庁は増大する迷宮事件の解決をはかるため、捜査用システムの総合体であるロボット、Kを現場に投入する。優れた機能を有しながら人間と同じような感情を持つKは、人間との関係に悩みながらも、様々な難事件を解決していく。そして次第にロボットを使って犯罪を行う秘密組織の存在が明かになっていく。

登場人物・キャラクター

K (けい)

高い知能と、人間と変わらない感情を持ち合わせたロボット。犯罪捜査用に設計され、警視庁特捜班に配属された。ベテラン刑事の芝大造とコンビを組む。霧島玲子の両親の設計で、内部に「制御回路(アシモフ・コード)」が組み込まれている。なお、電子頭脳の代わりに入っているのは、培養された霧島玲子の母の脳。

芝 大造

『ロボット刑事』に登場する人物。特捜班部長に配属された、刑事歴25年のベテラン。勘と足での捜査がモットーで、科学捜査を毛嫌いする。妻を自動車事故で失ったことから、極度の機械嫌いになった。当初はロボットであるKを薄気味悪く思っていた。

芝 奈美

Kの相棒刑事である芝大造の長女。ロボットを毛嫌いする父とKの間を取り持とうとする。刑事の新条強と求婚待ちの恋人関係にある。

マザー

『ロボット刑事』に登場する、女神の形をした巨大ロボット。Kを製造した霧島玲子が隠遁生活をしている。Kが名を叫ぶと海の中から出現する。Kが機能を損傷した際には、その内部で修理が行われた。霧島玲子の両親が設計したものを組み立てただけとのこと。

新条 強 (しんじょう つよし)

警視庁捜査第一課の刑事。以前はKの相棒刑事である芝大造の下で働いていた。芝大造の長女奈美と恋人。

芝 由美 (しば ゆみ)

Kの相棒刑事である芝大造の次女。姉の奈美とともに父芝大造とKの間を取り持とうとする。Kを不安を感じつつも、素直に受け入れた。姉の奈美と背中合わせで座っていることが多い。

霧島 玲子 (きりしま れいこ)

Kを製造し、警視庁に送り込んだ。両親はロボット工学の天才科学者夫妻で、戦時中に軍の新兵器開発要請を断って姿を消した人物。顔に幼いころに弟の竜治のイタズラでできた大きな火傷痕がある。Kを作ったのは、竜治の罪を償うためだった。

霧島 竜治 (きりしま りゅうじ)

R・R・K・Kのボス。人間を憎み、ロボットで 凶悪事件に加担している。両親の死や玲子の顔の火傷が、戦時中の軍や周囲の人間のせいだと玲子から教えられて育った。5年前にマザーを出て、バドーと名乗る。結城香織は娘。

結城 香織 (ゆうき かおり)

Kが出会った盲目の少女。風で飛ばされた帽子をKが拾った縁で友だちになった。Kのことを怪我をしたスポーツ選手だと勘違いしていたが、ロボットだと気付いた。霧島竜治の娘。

新条 敬太郎 (しんじょう けいたろう)

警視庁捜査第一課の刑事だったが、Kが犯人を誤認した予告連続密室殺人事件を機に退職し、探偵を始めた。弟の強とともに芝大造の下で働いていた。

橋本 (はしもと)

芝大造の同期で親友。総監就任も近いキャリア。機械嫌いの芝大造がKと組みたがらないのを理解しつつ、芝の今後を考えて特捜班配属を勧めた。相互理解のためにKを芝家へ下宿させることを提案した。

ジャッカル

『ロボット刑事』に登場するR・R・K・Kのロボット。結城香織の父の依頼で政治家を脅迫していた。人型だが頭部は動物のジャッカルを模したもの。普通に人間と会話ができる。Kに首を切断され、頭部を残して逃走した。

集団・組織

R・R・K・K

『ロボット刑事』に登場する組織。マザーを出た霧島竜治が設立した悪の組織。ロボットを貸し出して、凶悪事件を実行させる。人間の社員はいない模様。ロボットは両親が設定したものを組み立てたものを使用している。

特捜班 (とくそうはん)

『ロボット刑事』に登場する警視庁の部署。Kを有効利用するために新設された。警視庁の最上階にあり、部長はベテランの芝大造。芝大造とKだけの部署だが、どんな事件にも顔を出し、捜査課が解決できなかった場合には引き継ぐように指示されている。

メディアミックス

ロボット刑事

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