概要・あらすじ
ネットの匿名掲示板運営などを行う企業、うぇぶすれっどが手がけるスキーリゾートのアルバイトにやってきた金田一一と七瀬美雪。山中で地元の雪鬼伝説をほうふつとさせる殺人が相次ぐ(「雪鬼伝説殺人事件」)。金塊を巡るお宝探しツアーに参加し、伊豆の黄金島へやってきた金田一と美雪。そこへ事件の臭いを察した明智健悟・剣持勇の両刑事も現れる。
予想通り連続殺人が起こり、金田一は明智と協力して謎を解く(「亡霊校舎の殺人」)。小学5年生の時のカブスカウト仲間が急死し、差出人不明の電報で呼び集められた金田一ら10人(「狐火流し殺人事件」)。戦中に作られた収容施設で行われる実験モニターのバイトに参加した金田一と美雪。
しかし、モニターの一人が殺されてしまう(「蟻地獄壕殺人事件」)。などのストーリーがある。
登場人物・キャラクター
金田一 一 (きんだいち はじめ)
名探偵金田一耕助を祖父に持ち、偶然居合わせた殺人事件のトリックを次々に暴く。学校ではいつも落第点ギリギリで、赤点・追試常連の高校2年生。だがIQ180の天才であり、本気を出せば超高校レベルの難解な数学も楽々と解いてしまう。スマホの課金ゲームにハマっている。高校ではミステリー研究会に所属。
七瀬 美雪 (ななせ みゆき)
金田一一の幼なじみ。恋人関係にまで発展していないが、互いに惹かれ合っている。金田一と同じ高校でミステリー研究会に所属。いつも金田一と行動をともにし、先々で殺人事件に巻き込まれてしまう。
剣持 勇 (けんもち いさむ)
警視庁捜査一課に所属する刑事。明智健悟とともに、黄金島での宝探しツアーに立ち会う。短編「学生明智健悟の事件簿」では若い頃の姿が描かれた。
明智 健悟 (あけち けんご)
警視庁捜査一課に所属する刑事。黄金島での宝探しツアーでは事件の臭いを嗅ぎとって剣持勇と現場に赴き、金田一一と協力してトリックを暴く。高校時代の先輩である美国礼菜がわいせつ犯の海堂理人を殺す「学生明智健悟の事件簿」では、大学生時代の姿が描かれた。
高遠 遥一 (たかとお よういち)
地獄の傀儡師、犯罪芸術家などと自称する犯罪者。亡霊校舎の殺人で復讐心に燃える遠間もえぎを唆して連続殺人に走らせたほか、蟻地獄壕殺人事件では高校生の巳月七生に変装して現場に忍び込んでいた。
いつき 陽介 (いつき ようすけ)
金田一一と面識のあるフリーライター。研究機関の実験モニターのアルバイトを金田一に紹介、自分も参加した。
クレジット
- 原作
前作
金田一少年の事件簿 (きんだいちしょうねんのじけんぼ)
後に長期シリーズ化される『金田一少年の事件簿』シリーズ1作目。さとうふみやが作画、case2巻までは金成陽三郎が原作、それ以降は天樹征丸(樹林伸)が原作・原案を務める。高校生の金田一一が遭遇する難事件... 関連ページ:金田一少年の事件簿
続編
金田一37歳の事件簿 (きんだいちさんじゅうななさいのじけんぼ)
さとうふみやの『金田一少年の事件簿』の続編。前作から20年が経過して社会人となった37歳の金田一一が、再びさまざまな怪事件に巻き込まれ、その謎に挑む姿を描くミステリー。前作の登場人物も、時間の経過によ... 関連ページ:金田一37歳の事件簿
金田一少年の事件簿30th (きんだいちしょうねんのじけんぼ さーてぃーす)
ミステリー漫画や推理漫画の金字塔として知られる、さとうふみやの代表作である「金田一少年の事件簿」シリーズの連載30周年を記念した作品。過去の「金田一少年の事件簿」シリーズと同様に、多数のミステリー作品... 関連ページ:金田一少年の事件簿30th
関連
明智警部の事件簿 (あけちけいぶのじけんぼ)
「金田一少年の事件簿」シリーズのスピンオフ作品で、漫画は『トモダチゲーム』などで知られる佐藤友生が担当。舞台となるのは『金田一少年の事件簿』の数年前で、明智健悟の警部時代に焦点を当て、明智が部下の小林... 関連ページ:明智警部の事件簿
金田一少年の一泊二日小旅行 (きんだいちしょうねんのいっぱくふつかのしょうりょこう)
さとうふみやの『金田一少年の事件簿』のスピンオフ作品。原作で事件を解決したあと、一泊二日旅行に出掛けた先で、金田一一と七瀬美雪が新たな騒動に巻き込まれる姿を一話完結で描いたコメディ作品。「マンガボック... 関連ページ:金田一少年の一泊二日小旅行
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿 (きんだいちしょうねんのじけんぼがいでん はんにんたちのじけんぼ)
さとうふみやの『金田一少年の事件簿』で起こったさまざまな事件を、それぞれの犯人の視点から描いたスピンオフ作品。異なる動機とトリックを持ちながら、それらすべてを金田一一に見抜かれてしまった犯人達の物語が... 関連ページ:金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿
書誌情報
金田一少年の事件簿R 14巻 講談社〈講談社コミックス〉
第1巻
(2014-03-17発行、 978-4063950397)
第2巻
(2014-07-17発行、 978-4063951325)
第3巻
(2014-09-17発行、 978-4063951998)
第4巻
(2014-12-17発行、 978-4063952711)
第5巻
(2015-04-17発行、 978-4063953695)
第6巻
(2015-07-17発行、 978-4063954203)
第7巻
(2015-09-17発行、 978-4063954838)
第8巻
(2016-01-15発行、 978-4063955859)
第9巻
(2016-03-17発行、 978-4063956184)
第10巻
(2016-08-17発行、 978-4063957402)
第11巻
(2016-11-17発行、 978-4063957983)
第12巻
(2017-04-17発行、 978-4063959178)
第13巻
(2017-09-15発行、 978-4065101872)
第14巻
(2017-11-17発行、 978-4065103968)