一緒に遭難したいひと

一緒に遭難したいひと

極楽とんぼな自由業のキリエと、正統派公務員三原眞樹雄(マキちゃん)のボーイ・ミーツ・ガール&その後を描いた、ほのぼのラブ・コメディ。読み切り形式で、キリエと絵衣子、マキちゃんの日常的エピソードを積み重ねていく。「Kiss」をはじめとする6誌に、1990年から2012年にかけて掲載された、作者の西村しのぶのライフワーク的作品。

正式名称
一緒に遭難したいひと
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

ライター業を始めて1年目のキリエは、確定申告のために足を運んだ税務署で、相談窓口にいた税務調査官の三原眞樹雄(マキちゃん)と出会う。のほほんとした雰囲気ながら、親切でテキパキと対応してくれたマキちゃんに好意を抱いたキリエは、「今度食事に誘ってください」と逆ナンパする。そうして始まった2人の関係は、キリエのいとこの絵衣子や、三原一家も巻き込んだ家族ぐるみの付き合いに進展し、さらにはお互いの友人にも交流の輪を広げながら、ゆっくりと穏やかに深まっていく。

登場人物・キャラクター

キリエ (キリエ)

お気楽でのんびりした性格の女性で、ライター業を営んでいるがあまり働かない。よって収入が少なく、いとこの絵衣子のマンションに居候している。夜更かしと煙草が大好きな健康無頓着派であり、しばしば絵衣子からお叱りを受けている。三原眞樹雄(マキちゃん)と出会った頃は複数の男友達がいたが、今ではマキちゃん一筋。この人となら、無人島に2人きりで遭難しても大丈夫と思うくらい大好き。

三原 眞樹雄 (ミハラ マキオ)

キリエの彼氏で税務調査官。出会いは確定申告の相談窓口。3人兄弟の末っ子で両親に可愛がられたせいか、ちょっと甘えん坊で抜けた性格。収入の不安定なキリエと絵衣子の心配をしており、なにかとご馳走してくれる。パンダの水墨画を描くのが得意。

絵衣子 (エイコ)

キリエのいとこ兼同居人。「アホ二人組」ことキリエと三原眞樹雄のツッコミ役。ラウンジ「シリウス」でバニーガールのアルバイトをしていたが、チーフに昇格して正社員になった。ストイックな健康マニアで、食材にこだわるベジタリアン。梅干しを自作したり、ラー油やレバーパテを手作りするDIY派。美意識も高く、運動を欠かさず体型キープに気を配っている。 恋愛に関してはかなりやり手で、自分に好意を持つ青谷祥一をもてあそんでいる。

青谷 祥一 (アオタニ ショウイチ)

絵衣子の勤めるラウンジ「シリウス」の常連。婿養子として義父の後を継いだ若社長。無添加化粧品や雑貨を輸入する会社を経営している。名古屋に出張したついでに、東京のショーコの家に遊びに来ていた絵衣子に会いに来るほど惚れ込んでいる。

ショーコ (ショーコ)

キリエと絵衣子の友達。かつては神戸に住んでいたが、現在は代官山のデザイン事務所で働いている。情報誌とコンサルティング会社のwebデザインを仕事にしており、ワーカホリック気味で旅先でも喜々として仕事の電話に出るが、そんな自分を誇りに思っている。彼氏のユウキと別れた後、傷心旅行としてしばらくキリエと絵衣子が住むマンションに滞在していた。

タカヒロ (タカヒロ)

三原眞樹雄がショーコのためにアレンジした見合い相手の男性第一弾。王子様のようなルックスのイケメン花屋だがバツイチ。バラマニアで、海外に苗を買いに出かけるほどの愛好家。フランスで入手した苗がお気に入りで、そのためであれば、山の中にある川底の砂を取りに行くほどのオタク気質。堀川アツシと三原雅雄を加えた通称「バツイチグランドスラム」の一角。

堀川 アツシ (ホリカワ アツシ)

三原眞樹雄(マキちゃん)がショーコのためにアレンジした見合い相手の男性第二弾。海上保安庁に勤める海の男で好青年。情勢が不穏な時期にマラッカ海峡に派遣され、任期を終えて帰宅したら「やっぱりいろいろ怖くて耐えられない」と離婚届を残して妻が家出していたという経歴を持つバツイチ。マキちゃんイチオシの優良物件。 タカヒロと三原雅雄を加えた通称「バツイチグランドスラム」の一角。

三原 雅雄 (ミハラ マサオ)

三原眞樹雄がショーコのためにアレンジした見合い相手の男性第三弾。三原家3兄弟の長兄。神戸市営地下鉄の運転士でバツイチ。ショーコが好きなわけではないが、他の2人はバカだから付き合うなら自分だろうと思っている。タカヒロと堀川アツシを加えた通称「バツイチグランドスラム」の一角。

ユウキ (ユウキ)

ショーコの元彼氏。ガイドブックを発行する会社に勤めている。ネットの普及により出版界が厳しい状況になったため暇になり、webデザインをこなすショーコに嫉妬して仕事にケチをつけたことが別れる原因になった。自分の気持ちを素直に表現できないツンデレぶりもショーコをイラつかせている。

薫子 (カオルコ)

絵衣子の勤めるラウンジ「シリウス」と同じビルに事務所を構える茶商。茶葉を農家から直接買い入れてネットで販売している。かつてバニーガールをしていた過去があり、絵衣子の先輩にあたる。台湾にある茶園に買い付けに行く時に絵衣子を誘い、オマケでキリエとショーコもお供した。気さくすぎる性格でフットワークが軽く、屋台での食べ物や飲み物の注文の仕方が豪快。

佐田 (サタ)

ショーコの職場の先輩。猫2匹を飼っているゴージャスな巻き髪美女。北海道礼文島出身で、毛ガニも帆立もウニも昆布も一生分食べたと豪語する。そのため、実家から送られてくる食材を惜しげもなく絵衣子におすそ分けしている。大阪芸大出身で、学生時代のジャージを今でも着用している。

(ソ)

台湾の名人茶師で茶園のオーナーでもある、薫子の商談相手。キリエと絵衣子とショーコに茶摘みから茶葉の完成までの過程を体験させてくれた。普段は物腰が柔らかく笑顔を絶やさないが、茶葉を発酵させる段階になると別人のように厳しく豹変する。

島津 (シマヅ)

陶芸教室を開いている陶芸家。キリエと絵衣子が時々棚卸しの手伝いに行く鞄工場に、臨時アルバイトとして駆り出されてきた。キリエのアドバイスにより、素焼き手作りハニワの会「ハニワ工房」のワークショップを始めた。

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