一日ごとにデレが増えてくツンツンツンツンツンデレちゃん

転校してきた圭太が漫画研究部を訪ね、裕と出会うことから物語は始まる。ツンツンした態度の裕は、偶然にもクラスメイトで、さらに圭太が引っ越してきたマンションの隣人でもあった。そんな縁から交流が始まり、裕のツンツンした態度が、どんどんデレデレへと変化していく。各話は毎日の出来事を1ページから数ページで描く形式で、タイトルは「DAY1」「DAY2」と1日ずつ増えていく。また、序盤は圭太の姿が描かれず、裕が読者に向かって語りかけるスタイルだったが、中盤から漫画に姿を表すようになった。

裕はコミュ障であり、誰に対しても冷たく突き放すような態度をとる美少女。公園の猫には甘々だが、人に対しては毒舌を吐くいわゆるツンデレである。そのせいでクラスでも孤立しており、女子たちの嫌がらせの的になることもあった。一方圭太は、真面目で善良な少年。どんなに冷たくされても、ずっと一人でいる裕を気にかける優しい性格である。また、裕を襲った不良に、敵わないながらも立ち向かう勇気も持ち合わせている。そんな圭太との出会いが、トゲだらけだった裕の人生を変え、ツンツンだった彼女の心にデレが日々増していく。

裕は圭太のことが好きになるが、恥ずかしくて素直になれない。圭太のためにお弁当を作るが、なかなか渡せず、「母がおかずを作りすぎたからどうしても持っていけといわれた」「腹減ってたら食えば？」などとツンデレぶりを発揮する。また、ラブコメ漫画を描いている裕は、漫画制作の取材と称して（仮）のカップルになることを圭太に強要する。何とか（仮）デートにこぎつけた裕は、勇気を振り絞って、いっぱい助けてくれたことや優しくしてくれたことのお礼を言う。そんな裕を圭太は抱き寄せ、交際を申し込んだ。こうして付き合うことになった二人は、恥ずかしがりながらもイチャイチャをエスカレートさせ、甘々な毎日を送る。