万能文化猫娘

万能文化猫娘

高田裕三の同名漫画にもとづくテレビアニメ。設定およびストーリー展開は、原作や先行するOVAシリーズから独立している。主題歌はオープニング、エンディング共に主演声優の林原めぐみが唄った。ふじもとよしたか監督は本作のすぐ後にOVA『万能文化猫娘DASH!』でも監督をつとめた。

正式名称
万能文化猫娘
ふりがな
ばんのうぶんかねこむすめ
原作者
制作
葦プロダクション
監督
ふじもと よしたか
放送期間
1998年1月7日 〜 1998年3月25日
放送局
テレビ東京
話数
12話
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

マッドサイエンティスト夏目久作によって造られた、猫の脳と機械のボディをもつ人型ロボット少女ヌクヌクは、さらなる人間らしさを学ぶため高校へ通って学園生活を送ることになった。個性豊かな同級生たちとにぎやかな日常を楽しむヌクヌクだが、悪の秘密結社ブラックインダストリィの巨大メカが町を脅かしてくる。

愛する家族、友人、そしてご近所界隈を守るため、ヌクヌクは正義の味方として戦うのだった。

登場人物・キャラクター

夏目 温子 (なつめ あつこ)

万能猫脳アンドロボットと称される、猫の脳を組み込んだ女性型人造人間。いつでも明るく陽気。高いスペックをもつ万能ロボットだが、家事は下手。猫時代に自分を拾った龍之介に懐いている。 夏目家の家族として過ごし、真似木市内の高校へ通うかたわら町を守るため戦う。製作者は夏目久作。

万能猫脳アンドロボット (ばんのうねこのうあんどろぼっと)

『万能文化猫娘』に登場する人造人間。死んだ猫の脳を人型のボディへ組み入れて造られたもの。高い運動性能とセンサーを備える。基本的な言動は人間そのものだが、細かい仕草に猫の性質も残っている。劇中ではヌクヌクが該当。 開発者は夏目久作。

夏目 晶子 (なつめ あきこ)

龍之介の母で久作の妻。真似木市の三島コンツェルンで重役職にある有能な女性。夏目家の経済も家事も支えている。社長の趣味に従って悪の組織の幹部めいたコスプレで正体を隠しながらブラックインダストリィの活動に加わり、自社製品のデモンストレーションに努める。

夏目 龍之介 (なつめ りゅうのすけ)

夏目家の1人息子である小学生。猫だったヌクヌクの飼い主で、彼女が夏目温子となった現在は家族として共に暮らしている。天然ボケなヌクヌクや常識外れの父・久作など周囲のアクが強い者たちへツッコミを入れる役目にまわる機会が多い。 隣家に住む同級生の石山紀子から恋心を寄せられている。真似木市在住。

夏目 久作 (なつめ きゅうさく)

真似木市在住のマッドサイエンティスト。猫の脳を使って人造人間のヌクヌクを造った人物。科学に打ち込むあまり大した稼ぎはなく家事もできないが、家族愛は厚い。身内は妻の夏目晶子と息子の龍之介、そして夏目温子になったヌクヌク。 ブラックインダストリィへの対抗意識で暴走しがち。

ブラックインダストリィ

『万能文化猫娘』に登場する組織。真似木市を脅かす悪の秘密結社ふうに仕立てられた、三島コンツェルンの裏の顔。目的は三島重工の商品シェアを世界規模に広げることで、それを世界征服になぞらえて活動する。 商品のデモンストレーションとして巨大メカを動かしては暴走させ、町に被害を及ぼしている。ヌクヌクが戦う相手。

場所

三島コンツェルン (みしまこんつぇるん)

『万能文化猫娘』に登場する企業。真似木市に本拠地を置く。若い社長の趣味で悪の秘密結社ごっこが行われており、裏ではブラックインダストリィとして活動中。夏目晶子が重役として働いている。

真似木市 (まねきし)

三島コンツェルン本拠地のお膝元になっている都市。夏目家が暮らし、ヌクヌクや龍之介が通う小中学校がある。ブラックインダストリィの過激なデモンストレーションが引き起こす被害に住人達がいつも迷惑している。

クレジット

原作

監督

シリーズ構成

総作画監督

岸本誠司

音楽

B-cats

アニメーション制作

葦プロダクション

原作

万能文化猫娘 (ばんのうぶんかねこむすめ)

女性型アンドロイドに、交通事故で死にかけていた猫の脳を移植することにより誕生したヌクヌクを主人公としたコメディ作品。掲載誌休刊により、全3話のみの発表に終わっている。 関連ページ:万能文化猫娘

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