概要・あらすじ
戦争により文明が崩壊。ハルカはただ一人生き残った人間の少女であるが、スパイクアンジェラクレリックリーブストリガーの五人のロボットと共に、幸せな毎日を送っていた。彼らは戦争時に使われていた戦艦フライヤーを修復し、生き残りの人間を探す旅に出る。
登場人物・キャラクター
ハルカ
戦争時にパパママによってコールドスリープ装置で保護されたために生き残った。前向きな性格の少女。ロボット達を自分の本当の家族と思い、文明崩壊後の世界を元気に生きる。
ホーニー
成人男性型のロボット。唯一の人間であるカナトに仕える。カナトを唯一の人間のままにするために火星の人間たちを滅ぼすことを計画。
ソーン
『鉄コミュニケーション』の登場人物の一人。カナトに仕えるロボット。技術力に特化している。アリスとリリスの製作者であり、親のような感情を持っている。
ママ
『鉄コミュニケーション』の登場人物の一人。ハルカの母。コールドスリープ装置でハルカと共に戦争を生きのびようとするが、事故により、装置が出力不足になってしまう。そのため、パパと共に自身の体を燃料にすることでハルカの装置を守る。
パパ
『鉄コミュニケーション』の登場人物の一人。ハルカの父。コールドスリープ装置でハルカと共に戦争を生きのびようとするが、事故により、装置が出力不足になってしまう。そのため、ママと共に自身の体を燃料にすることでハルカの装置を守る。
非AI型のロボット (ひえいあいがたのろぼっと)
『鉄コミュニケーション』に登場するロボット。人格を持たず、戦争時にされたプログラムのままに人や他のロボットたちを襲う。
リーブス
大柄な成人男性型ロボット。女言葉を話す。手先が器用で皆の世話役兼まとめ役。
フライヤー(白) (ふらいやー)
戦争時に作られた空中戦艦のうちの一隻。リーブスたちに修復されるが、戦争時の記憶により人間不信になっていた。その後、ハルカたちに協力する。他の船と区別するため、船体の色に基づき(白)と項目名をたてる。
カナト
赤子の時にコールドスリープ装置に入れられたため、戦争を生き残ることができた少年。母さんに育てられるが、母さんが本物の母親ではなく、偽者のロボットだったことから、ロボットを人を騙すものとして憎むようになる。 しかし、ハルカたちの尽力により、母さんの真意を知り、ロボットに対する考え方を改める。
クレリック
物静かな男性ロボット。ハルカの家庭教師を勤める。その豊富な知識で参謀役として活躍する。
アリス
少女型のロボット。カナトに仕え、彼に忠実。瓜二つの顔をしているリリスとコンビで行動する。
母さん (かあさん)
『鉄コミュニケーション』の登場人物の一人。女性型のロボット。戦争後の廃墟から赤ん坊のカナトを発見し育てる。しかし、育てるうちに自分が本当の母親であるかのような錯覚に陥る。そのため、自分がロボットであることをカナトに対し隠すようになる。 非AI型のロボット]に襲われ、カナトを守るために囮となり死亡。
スパイク
心配症の少年型ロボット。ハルカを溺愛し、彼女の心配ばかりをしている。
アンジェラ
格闘技用に作られた女性型の戦闘ロボット。格闘技戦で自分と戦ったライバルが廃棄処分されてしまったのが、きっかけで人間嫌いになった。ハルカに対しても、冷たい態度をとっていたが、ハルカの誠意に感化され、心をひらくようになる。
トリガー
小型のロボット。鉄砲集めが趣味でいつも鉄砲を振り回している。短気で子供っぽい性格。
リリス
少女型のロボット。カナトに仕え、彼に忠実。瓜二つの顔をしているアリスとコンビで行動する。
その他キーワード
火星の人間たち (かせいのにんげんたち)
『鉄コミュニケーション』に登場する人々。戦争時に地球を脱出し、火星に植民した人々。
フライヤー(赤) (ふらいやー)
『鉄コミュニケーション』の登場する、戦争時に作られた空中戦艦のうちの一隻。プログラム的には死亡しており、ホーニーによって火星の人間たちを攻撃するために改造される。他の船と区別するため、船体の色に基づき便宜上、(赤)と項目名をたてる。