三叉路物語

三叉路物語

清水玲子の正式なデビュー作。『フォクシー・フォックス』で「LaLaまんがハイ・スクール」の佳作を受賞した後の一作目。幽霊の女の子が人間の男の子を好きになる、軽いタッチのラブコメディ。1983年(昭和58年)『LaLa』2月大増刊号に掲載された。

正式名称
三叉路物語
ふりがな
さんさろすとーりー
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

お霊は、人を引き込んで殺すため、1年前から三叉路に立ち続けている地縛霊。通りかかった人間に声をかけているうち、雄介に地縛霊であることを見抜かれる。お霊は、地縛霊としての自分を優しく励ましてくれる雄介を好きになる。しかし、恋愛関係になるとお霊が成仏できないのではないかと案じた雄介は、恋人がいると嘘をつく。

切羽詰まったお霊は、雄介の恋人を殺してしまおうと思いつく。

登場人物・キャラクター

お霊 (おれい)

高校生くらいの黒髪の女の子。1年前に事故で死んで以来、三叉路に地縛霊として立つ。人を引き込んで殺さないと、その三叉路から離れられないが、幽霊としての演出が下手すぎて誰も怖がってくれない。霊感があるうえに、自分を励ましてくれた雄介を好きになる。

雄介 (ゆうすけ)

お霊が好きになる男の子。霊感があり、小さい頃から「見える」タイプ。お霊の稚拙な手口にあきれ、励ましてアドバイスをする。その結果、お霊から好意を寄せられ、名前も「幽介」と勘違いされる。

エンマさま

霊界の大王。お霊に、幽霊としての自覚が足りないから、三叉路に立って人を引きずりこむように命じる。失恋をしたお霊には、使いを出して「男にうつつを抜かしていたら、永遠に昇天させないぞ」と脅しをかける。

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