かつて魔法少女と悪は敵対していた。

悪の組織の参謀、ミラ。彼は可憐な姿の魔法少女、深森白夜に一目惚れをした。敵であると知りつつ、ミラは彼女に手を差し伸べてしまう。悪役の叶わぬ恋をコメディタッチに描く。連載中、作者の藤原ここあが急逝したため、未完の作品になった。

正式名称
かつて魔法少女と悪は敵対していた。
作者
ジャンル
ラブ・コメディ
レーベル
ガンガンコミックスJOKER(スクウェア・エニックス)
巻数
全3巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

悪の参謀、ミラは戦うべき相手である魔法少女の深森白夜に一目惚れしてしまう。さらにミラは白夜が貧乏だとわかった途端、彼女と戦わずに、1年分の米をプレゼントする。(第1回)

ミラは部下を労うため、人間達が営んでいる高級クラブに足を運んでいた。そこでミラは高級クラブで働いていた白夜と出会い、つい彼女を助けてしまう。すると、白夜はお礼を言いつつミラの事を優しいと褒める。それを聞いたミラは嬉しさから身悶えするのだった。(第2回)

ミラがスライム投下作戦を指揮している最中、白夜がスライムに捕まっていかがわしい姿になってしまう。すると、ミラは急いで白夜を救出して、彼女に自分の服を着せる。(第3回)

白夜がスライムに捕まっていた時のいかがわしい姿を捉えた映像が、御使い<ネコ型>によって売られようとしていた。白夜から話を聞いたミラは怒り狂い、御使い<ネコ型>を倒してしまう。御使い<ネコ型>は頭と胴を切り離されたが、少しすれば復活する、と口にするのだった。(第4回)

地上侵略の指揮を担当していたミラは、いつまで経っても戦果を報告できずにいたため、状況報告を求められてしまう。ミラはすべて予定通りだと言って、その場を切り抜けようとするが、悪の王からの勅命により、新たにフォーマルハウトが地上侵略の任務を補佐する事になる。(第5回)

フォーマルハウトに白夜を紹介してほしいと頼まれたミラは、白夜との関係を怪しまれないために、フォーマルハウトを彼に近づけさせないよう一計を案じる。これにより、フォーマルハウトと対面した白夜は、即座にフリスビーを投げる。動く物を追う習性を持つフォーマルハウトは、フリスビーを追ってその場からいなくなるのだった。(第6回)

ミラの部下達に、白夜が捕らえられてしまった。ミラはひとまず周囲の部下達を排除するものの、白夜の捕らえられた部屋には監視カメラが設置されていた。監視カメラの前でいつものような失態を演じる事ができないミラは、監視カメラの映像を止める事を目的に、白夜に対していかがわしい事をするふりを始める。(第7回)

白夜がミラといかがわしい関係になっていると誤解していた御使い<ネコ型>は、白夜に貞操帯を付けるよう命令する。だが、白夜はそもそも貞操帯がどんなものかわかっていなかった。御使い<ネコ型>から用途を説明された白夜は貞操帯をつける事を躊躇(ためら)うが、結局口車に乗せられて、あっさり貞操帯をつけてしまう。(番外編)

第2巻

御使い<鳥型>御使い<ネコ型>の前に現れ、深森白夜は魔法少女にふさわしくないと口にする。そして御使い<鳥型>は、自分の選んだ篝火花こそが魔法少女に相応しい存在であると宣言する。(第8回)

ミラはいつまでも白夜を倒せないでいる汚名を返上するために、もう一人の魔法少女である火花を倒した。この事により、ミラは白夜とも敵対する事を覚悟していたが、白夜は魔法少女がもう一人存在する事すら知らなかった。そんな中、ミラと白夜が顔を合わせているところに火花が現れ、彼女が白夜の知り合いだった事が判明する。(第9回)

火花と白夜は幼なじみの間柄だったが、白夜は、素直になれずにすぐ暴力を振るう火花の事を苦手としていた。そんな中、御使い<鳥型>が現れ、白夜はミラを愛しているのだから魔法少女には相応しくないと口にする。そして御使い<鳥型>は、火花とミラのどちらを選ぶのかと白夜に選択を求める。(第10回)

ミラはいつもの場所に白夜が現れなかった事を心配して、彼女の自宅に行ってみる事にした。すると、白夜は自宅の前で段ボール箱と新聞紙に包まれて身体を縮こまらせており、ミラの姿を見た瞬間、泣きついて来る。白夜は部屋に霊が出ると怖がっており、一人で家にいられなかったのである。それを聞いたミラは、白夜と共にその部屋で過ごす事にする。(第11回)

禁欲的である事を強いられて育って来たために、妄想癖をこじらせていたベラトリックスは、ついミラを相手に過激な妄想を繰り広げてしまう。その後、ベラトリックスはエッチな本を落としてしまい、それをミラに拾われてしまう。ベラトリックスがこの事は内緒にしてほしいとミラに頼むと、ミラはその代わりとして、白夜を取り逃がした際のデータを処分してほしいとお願いする。(第12回)

御使い<鳥型>は魔法少女らしさを強化しようと言い出し、白夜に対し、登場する際には決めポーズをするようにと命令した。白夜はそれに戸惑いながらも、仕事ならばと本気で決めポーズの練習を始める。そんな白夜の決めポーズを見た御使い<鳥型>は笑い転げてしまう。(第13回)

公園でミラを見つけた白夜は、これまで見た事のない彼の驚いた姿を見ようと、目隠ししようとする。しかし身長が足りないせいで、結局目的は果たせず仕舞いに終わる。だがその後、白夜の決めポーズにミラは朗らかに笑い、期せずして白夜は、彼の新たな一面を見るのだった。(第14回)

公園ではいつも自分から白夜に声を掛けるようにしていたミラは、今度は逆に白夜の接近に気づかないふりをしてみた。すると、白夜はミラに目隠しをしようとするが、身長が足りないせいで手がミラの目に届かない。ミラは表面上はクールを装いながらも、内心はそんな白夜に対してときめいていた。(第15回)

第3巻

ミラ深森白夜は、外が雷雨である事から白夜の自宅で遊んでいた。すると、御使い<鳥型>篝火花と共に白夜の自宅にやって来る。そんな中、御使い<鳥型>と御使い<ネコ型>は、どちらの選んだ魔法少女がより相応しいか言い争いを始めてしまう。(第16回)

白夜はまたもミラの部下により捕らえられ、塔の中にその身柄が拘束されてしまう。そんな中、ミラが白夜の身柄を一時預かる事になるが、捕虜である彼女を甘やかしてしまう。しかし、魔法少女の御使い達の事を聞き出さなくてはならないミラは、強引に白夜を押し倒してしまう。(第17回)

ミラはサダルスウドが調合した自白剤を使って、白夜から情報を聞き出すように求められた。意を決したミラは自白剤を打つべく白夜の幽閉先を訪れるが、眠っている彼女を見て躊躇を覚えてしまう。さらに寝言でミラの名を口にする白夜を前に、ミラは身悶えし、自白剤を打つ事を忘れてしまう。(第18回)

ミラは仲間達からいっその事、悪の王に話をつけて白夜を私的奴隷にしたらどうかと提案された。ミラが白夜にその提案をすると、勘違いした白夜は、それくらいならばとあっさり話に乗ってしまう。(第19回)

悪の組織では「事後の感想」を問う心理テストが流行していた。そんな中、フォーマルハウトが白夜の幽閉先を訪れ、流行している心理テストを白夜相手に試してみる。すると白夜は、「相手がミラでよかった」と回答する。それを傍から聞いていたミラは激しく動揺してしまうのだった。(第20回) 

登場人物・キャラクター

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の登場人物。悪の組織の参謀。かつては王の片腕となって残虐の限りを尽くし、皆から一目置かれている。メガネをかけた冷静沈着な男性で、通称「悪の軍の智将」。魔法少女の深... 関連ページ:ミラ

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の登場人物。御使い<ネコ型>に斡旋されて魔法少女になり、悪の組織と戦っている少女。魔法少女の時の名前は「グラスハピネス」。身寄りがなく、孤児院暮らしをしていた過去... 関連ページ:深森 白夜

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の登場人物。黒髪長髪の15歳の少女。かつてより魔法少女に憧れており、御使い<鳥型>と契約し、晴れて魔法少女になった。ウサギとクマのぬいぐるみなどかわいいものが大好... 関連ページ:篝 火花

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の登場キャラクター。天使で、本名は不明。深森白夜を魔法少女にした。白夜と一緒に暮らしている。彼女が育った孤児院が地上げ屋に取られそうになった時、お金の問題をちらつ... 関連ページ:御使い<ネコ型>

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の登場キャラクター。天使で、本名は不明。篝火花を魔法少女にした。真面目な性格で、平和のためとはいえ危険なことを彼女にさせていることを申し訳なく感じている。火花が、... 関連ページ:御使い<鳥型>

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の登場人物。悪の組織の一員。長髪を三つ編みにしている男性。名門貴族の出で、組織に入ってからミラとの付き合いが長い。ミラのことを非常に慕っているが、あまりにもくっつ... 関連ページ:フォーマルハウト

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の登場人物。悪の組織の一員。褐色の肌に尖った耳の女性。一見真面目で近寄りがたい雰囲気を放っているが、実際は激しい妄想癖の持ち主。エッチなティーンズラブ小説を読むの... 関連ページ:ベラトリックス

サダルスウド

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の登場人物。悪の組織の一員。黒の長髪の男性。研究家。常に仲間に嫌味をはく。フォーマルハウトのような無邪気で明るい性格の相手が苦手。

書誌情報

かつて魔法少女と悪は敵対していた。 全3巻 スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックスJOKER〉 完結

第1巻

(2014年7月22日発行、 978-4757543607)

第2巻

(2014年12月22日発行、 978-4757545090)

第3巻

(2016年3月22日発行、 978-4757549166)

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