概要・あらすじ
オルロックは殺されても死なない、不死身の探偵。助手の少女・アンデッタを従え、事件の現場に現れた彼は、警察官の蟹江リカと知り合う。中心となる3名に個性的なキャラクターを加え、ハイテンションで不条理な物語が始まっていく。
登場人物・キャラクター
オルロック
探偵業を営む男性。不死身の身体を持つほか、首を自在に外すことができる。殺されると頭脳がさえ、推理をし始めるが、事件解決にはあまり役に立たない。かなりの本格派の探偵を自称するが、物語を通してさほど推理をしていない。
アンデッタ
オルロックの助手を務める目つきの悪い少女。ワンピースを着た少女の姿で描かれることが多いが、なんの説明もなく成長していることもある。オルロックの推理が必要な際には、容赦なくオルロックを殺す。カラアゲが好きで、グリーンピースが苦手。
蟹江 リカ (かにえ りか)
警察官の若い女性。首吊りの事件現場でオルロックと知り合う。勤務態度がだらけており、警部から怒られることも。酒乱で酔うと暴れる。また、気が短く、オルロックにからかわれた際、躊躇なく拳銃で撃ったこともある。ケチャップが大好き。
警部 (けいぶ)
警察官の男性。帽子をかぶり、髭を生やしている。蟹江リカの上司。目と口以外は黒く塗られているため、顔の詳細は不明。首吊りの事件現場で蟹江リカとともにオルロックと知り合う。喫煙者で、タバコはキャメル。作中では常識がある方で、勤務態度が悪い蟹江を怒ることもある。
辻斬り108号 (つじぎり108ごう)
辻斬りを行っていたため、警察から指名手配を受けている男性。顔に包帯をまきつけているため、顔の詳細は不明。総髪風の髪型で、常に上半身裸。祭でオルロックや蟹江リカ、警部と出会う。オルロックとは戦いを通じて仲良くなり、以降は友人のような関係。努力はしたくないがもっと強くなりたいと考えている。
中華探偵姉弟 (ちゅうかたんていきょうだい)
中国からきた姉弟の探偵。姉はチャイナドレスを身につけ、語尾に「アル」をつけて話す。弟は長髪にメガネ。オルロックのライバルとして登場したが、特に探偵らしい調査も推理もしていない。
ギャルキング
若い女性。登場時は髪が長かったが、後にベリーショートに。 台風16号と勝負するために現れた。必殺技は、すごい力で尻を蹴り上げる「ジェノサイドカッター」。おじいちゃん子で、辻斬り108号のことが好き。
謎の女 (なぞのおんな)
髪の長い若い女性。事務員風の制服を着て、腕カバーをしている。首吊りの事件現場に、「あいつが帰ってきた」という叫び声と共に登場した。「こくわにっこり」「はんのこしょんぼり」など書かれたクワガタの絵を描く。
変な猫 (へんなねこ)
常に悲しい表情をしている、猫のようなキャラクター。警察に追い詰められたひったくり犯に人質とされ、その際に蟹江リカやオルロックと知り合う。人語を解し、喋ることができる。
台風16号 (たいふう16ごう)
台風ということだが、フード付きのマントを着た男性の姿をしている。肉と生クリームが好き。ギャルキングやアンデッタ、辻斬り108号から戦いを挑まれるも、ケンカは弱いと言って遠ざけたが、実際は3人を一撃で吹き飛ばすほど強い。イモ煮会があるので進路を変えて欲しいとオルロックから頼まれる。
野沢 ウォーケン (のざわ うぉーけん)
17話で説明なくいきなり開始した「クイズ!!じんじんきちゃう?」の司会者の男性。オルロック、アンネッタ、蟹江リカはその回答者として参加させられていた。オルロック同様、首が取れる。後にクイズの賞品の金魚石を届けに来てくれる。
フーリガン
宇宙から飛来したモンスター。メスを自称する。暴力的な言動や行動をするサッカーファンを指すフーリガンとは関係がなく、「戦争で千人殺した人が千年生きるとフーリガンになる」と説明されている。中華探偵姉弟の姉と意気投合した。
集団・組織
少年探偵団 (しょうねんたんていだん)
オルロックに呼ばれると現れる6人の少年たち。1号から6号まで存在する。1号から5号まではホモセクシャル。
サイボーグ球団赤地獄ナイン (さいぼーぐきゅうだんあかへるないん)
野球チーム。『サイボーグ009』のパロディキャラクター。9人の球鬼と呼ばれるサイボーグの集団で、No.1からNo.9まで9人いるが、No.3のみ女性で、お腹にNo.1がいる。No.2とNo.4からNo.8までは火を吹くことができる。No.9はアンミラ(アンナミラーズ)好き。全員無職。