概要・あらすじ
観光ツアーで地球にやってきた銀河防衛隊の正義の味方ミラクルマン。泥酔してツアーに置いてきぼりにされ、官給品のスーパーインカムを通りすがりの女子中学生・河合イコにプレゼントしてしまった。かくして、スーパーインカムでおねがいのパワーを手に入れたLTDT日本支部のアルバイター・イコちゃんと、母星に帰れずLTDTに入らざる得なかったヒーロー・ミラクルマンの地球防衛の日々が始まる。
登場人物・キャラクター
河合 イコ (かわい いこ)
13歳の女子中学生で、LTDT日本支部でアルバイトをしている。明るく、前向きに生きるタイプで、人を思いやる気立てのいい娘。しかし、悪気無くヒドイ行いをすることも。ミラクルマンからもらったスーパーインカムのおねがいで、奇跡を起こして地球防衛に貢献する。
ミラクルマン
地球に観光にきた銀河防衛隊のメンバー。スーパーインカムを河合イコにあげてしまったために、巨大化できない、光線は出せないと、ヒーローとしてはあまり役に立たない。後にLTDT日本支部のコズミ隊員と融合し、彼の体力を使って巨大化だけはできるようになる。
トビヤマ
地球防衛隊LTDT日本支部で隊長を務める小太りの中年男性。いつもしかめっ面で頼りになりそうな雰囲気だが、ノゾキはするし、M気質の変質者だし、組織の上下関係を考えない発言をするしと、かなりあてにならない。
コズミ
地球防衛隊LTDT日本支部に勤務する男性隊員。スチャラカなトビヤマやノン気な河合イコたちに囲まれ、基本的にツッコミ役を担っている。回顧怪獣レトロンによって、ヒーロー願望を思い出したミラクルマンに無理やり融合させられ、以降一心同体になる。
白馬 ルンナ (はくば るんな)
LTDTオーストラリア支部から日本支部に移動してきた女性隊員。3歳で入隊したため、13歳でありながら10年の実務経験を持つ。居丈高でプライド高いお嬢さまだが、IQ300で大学もスキップで卒業しているなど能力は高い。実家は軍需産業や惑星改造までも手掛ける財閥で、私設軍隊も持つ。
ニイツ
『地球防衛少女イコちゃん』に登場する、地球防衛隊LTDT日本支部に勤務する男性隊員。開発部に在籍し、「LTDTの発明王」という二つ名を持つ。「こんなこともあろうかと開発しておいた」という名セリフと共に、新兵器をどこからともなく持ってくる。
ニューウィン
『地球防衛少女イコちゃん』の登場する人物。ミラクルマンの幼なじみ。子供の頃から一緒にイタヅラをして回った仲で、宇宙防衛学校時代はナンパやケンカに明け暮れたという。パワーはミラクルマンより上で、光線技も使用できる。最終回で力尽きたミラクルマンを助けるために、命を37個持って再訪する。
オーガ星人 (おーがせいじん)
『地球防衛少女イコちゃん』の最終話において地球を侵略した宇宙人。LTDTを壊滅させ、人類に対して支配者として崇めるように要求してきた。河合イコの最後のおねがいによって力を取り戻したミラクルマンの光線技によって死亡する。
ミヤーン
『地球防衛少女イコちゃん』に登場するマスコット怪獣。一見普通の黒猫に見えるが、宇宙サーカスから逃げ出してきた宇宙怪獣である。人語を解し、空腹になると巨大化してしまう。宇宙サーカスの団長・ショーマンが迎えに来るが回収に失敗。LTDT日本支部に居ついてしまった。
集団・組織
LTDT (らいとてらすとりあるでぃふぇんすちーむ)
『地球防衛少女イコちゃん』に登場する地球防衛のための部隊。宇宙人や怪獣から地球の平和を守るために戦う組織で、本部はパリにある。河合イコたちが勤務するのは日本支部。
その他キーワード
スーパーインカム
おねがいすることで、その人の希望を叶える力を持つ。ただし、私利私欲のために使うとひどいしっぺ返しを食らうことになる。元々はミラクルマンの神通力の元だった。
ピッグカトラー
『地球防衛少女イコちゃん』に登場するLTDTの主力戦闘機。巨大な円筒形ボディ上部に2機のエンジンが突き出た、蚊遣り豚を思わせる形状をしている。水爆の理論を応用したハイドロジェネレートロケットエンジンを搭載することで、宇宙空間でも行動可能。ただし機体後方の半径数百キロ圏内が危険区域と化してしまう。
ミラクル・スーツ (みらくるすーつ)
白馬ルンナの設計で作られた。巨大化したミラクルマンに装着され、手からはミラクル・ロケットガン、額からはミラクル・レーザーを発射する。さらに変形して飛行モードになり、下半身ミサイルを射出可能。操作はルンナが持つリモコンで行われる。装着者の致死率は70%。
クレジット
- 原作
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河崎実