世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ

映画化もされた片山恭一の小説『世界の中心で、愛をさけぶ』を原作とするコミカライズ作品。松本朔太郎が中学時代と高校時代に体験した恋愛を描く、淡く切ない青春ストーリー。「プチコミック」2004年1月号と2月号に掲載された作品。

正式名称
世界の中心で、愛をさけぶ
ふりがな
せかいのちゅうしんであいをさけぶ
原作者
片山 恭一
作画
ジャンル
恋愛
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概要・あらすじ

恋人の広瀬アキを白血病で亡くした松本朔太郎は、生前にアキが行きたがっていたオーストラリアに行くため、空港で父親と朔太郎の祖父の見送りを受けていた。アキの遺骨を見つめる朔太郎は、まだアキの死を完全に受け入れられず呆然としながら、彼女と過ごした青春の日々を思い返すのだった。

登場人物・キャラクター

松本 朔太郎 (まつもと さくたろう)

主人公の少年。中学2年生の頃に同級生となった広瀬アキと親しくなり、次第に恋心を抱くようになる。アキからは「朔ちゃん」と呼ばれている。のちにアキに告白し恋人となるが、高校生になってからアキの体調が悪くなり、会える機会が次第に減っていく。

広瀬 アキ (ひろせ あき)

松本朔太郎の恋人。中学2年生の頃に朔太郎と親しくなり、のちに恋人関係になる。中学時代から、朔太郎のことを「朔ちゃん」と呼んでいる。高校生の頃に再生不良性貧血で入院するが、実は白血病を患っており、病状が悪化して次第に衰弱していく。

大木 (おおき)

松本朔太郎の友人の少年。朔太郎とは、中学時代からのクラスメイト。付き合い始めた朔太郎と広瀬アキの恋仲を応援しており、2人が夢島でスムーズにデートができるようにボートを貸すなどして協力する。実家は真珠の養殖業を営んでいる。

朔太郎の祖父 (さくたろうのそふ)

松本朔太郎の祖父。妻の死後は、朔太郎の家の近所のマンションに住んでいる。孫の朔太郎とは頻繁に顔を会わせており、彼の良き理解者でもある。朔太郎が広瀬アキと付き合い始めてからも、その恋仲を応援している。

アキの母 (あきのはは)

広瀬アキの母親。入院後も体調が悪化していく娘のアキをいつも励ましている。朔太郎にアキが白血病であることを伝え、娘が少しでも生きられるように励まして欲しいと協力を求めた。なお、骨髄移植のドナーが見つからず助かる可能性がゼロに近かったため、アキ本人には正確な病名を伏せていた。

場所

夢島 (ゆめしま)

松本朔太郎の家の近所にある小島。かつて大規模なリゾート地として開発されていたが、開発計画が頓挫したため、現在は無人島となっている。宿泊施設などはほぼ完成した状態で放置されているため、若いカップルにとっては秘密のデートスポットである。

クレジット

原作

片山 恭一

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