概要・あらすじ
小学校4年生の丸出だめ夫は、発明家の父・丸出はげ照が作ったロボット・ボロットを相棒に、友達のヌー坊や従妹の丸出夢代たちと遊び、ケンカをする毎日。しかしテストは0点ばかりで、父・丸出はげ照が家庭教師をつけても点数は伸びない。そこで成績を上げるために一家でポンコツカーに乗って旅に出ることになった。
登場人物・キャラクター
丸出 だめ夫 (まるで だめお)
丸眼鏡をかけた男子。小学校4年生。勉強は全くダメで、父丸出はげ照に何人も家庭教師をつけられても0点ばかり。いとこの丸出天才、丸出夢代など頭の良い親類が多い。性格は快活で明るくヌー坊など友達も多いが、亡くなった母丸出だんごを慕い、寂しい思いをすることもある。音羽小学校、浦戸田小学校など複数の学校に転校している。
丸出 はげ照 (まるで はげてる)
頭頂部が毛を3本残してはげている男性。丸出だめ夫の父。自称ノーベル賞候補3回の発明家でボロットやタイムマシンを作るが、どの発明品もどこか抜けている。亡き妻・丸出だんごとは婿入りの形で結婚した。旧姓は「須手荷(すでに)」。
ボロット
『丸出だめ夫』に登場するロボット。丸出はげ照によって作られたロボット。ボロのトタン板で作られたため丸出だめ夫からボロットと名付けられたが、あまり気に入っていない様子。人間のように感情豊かだが、話せないため板や紙に文字を書いて会話する。丸出家の家計や家事一切を担当し、丸出だめ夫 の友人でもある。 8マンにライバル心を持っている。
モット・ヘンナー
常にパイプを咥えている金髪の男性。丸出だめ夫の家の隣に引っ越してきた外国人。日本びいきで、日本語がペラペラ。和風の家具を揃えているが、仏壇型のクーラーを作らせるなど少し変な感性をしている。
ウント・ヘンナー
金髪の女性。モット・ヘンナーの妻。日本語は話せるが、読み書きはできないためボロットとの会話が成り立たなかった。
チョット・ヘンナー
金髪の男子。モット・ヘンナーの息子。モット・ヘンナー同様日本びいき。丸出だめ夫を騙してオルゴールを奪い、丸出だめ夫の同級生・百合子にプレゼントするなど、ずる賢い面を見せる。
又藻 駄目太 (またも だめだ)
学生服を着て眼鏡をかけた男性。丸出だめ夫の家の下宿人。13人兄弟で、12人はT大に受かっているが、彼だけ4年浪人している。
バーカ・丸出・C (ばーか・まるで・しー)
丸眼鏡に髭、蝶ネクタイの男性。丸出だめ夫のおじ。アメリカで大金持ちになり、いかだで太平洋を横断し、日本にやって来た。
中村 寒九郎 (なかむら かんくろう)
丸出だめ夫のクラスに転校してきた。旅の演芸一座・団五郎一座の息子で、30回小学校を転校したためテストは0点ばかり。同じく0点ばかりの丸出だめ夫と仲良くなる。
丸出 ハナコ (まるで はなこ)
丸出だめ夫の祖母。丸出だめ夫や丸出はげ照には厳しいが、丸出だめ夫といじめっ子を仲良くさせるなど、孫思いの面も見せる。
ヌー坊 (ぬーぼう)
坊ちゃん刈りの男子。丸出だめ夫の同級生。成績はあまり良くない。同じく0点ばかりの丸出だめ夫と仲が良い。丸出だめ夫が浦戸田小学校に転校すると、(ビリの)1位争いをしていたライバルがいないと寂しいと、自分も浦戸田小学校に転校した。
かよ
浦戸田小学校での丸出だめ夫の同級生。秀才という触れ込みで転入して来た丸出だめ夫に憧れる。丸出だめ夫とヌー坊が(ビリの)1位を譲り合っているところを見てさらに慕うようになる。
丸出 夢代 (まるで ゆめよ)
丸出だめ夫の従妹。顔は丸出だめ夫そっくりだが、頭の回転は早く、丸出だめ夫の宿題も難なく解いてしまう。
リズムのマン坊 (りずむのまんぼう)
『丸出だめ夫』に登場するロボット。丸出はげ照の友人でニューヨークに住む桑田博士が開発し、丸出だめ夫の家にやって来た。人間の幼児の姿で、ベレー帽をかぶりギターを背負っている。事あるごとにギターをかき鳴らして歌い出し、丸出だめ夫の邪魔をする。3人前は食べるので丸出家の家計を圧迫し、ボロットが苦労する。 エネルギーを百万馬力に上げることができる。
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