概要・あらすじ
サラリーマン・氏家秋彦は、刃傷沙汰により近所の家の奥さんがパトカーで連行されていく光景を目にする。妻・良子と秋彦の母の関係も良好で、自分の家はおおむね平和であろうと認識していた氏家秋彦だったが、姉・春美の出戻りにより、家庭内で妻・良子と姉・春美の衝突が始まる。衝突は次第にエスカレートしていき、妻と姉の板挟みになった氏家秋彦は頭を抱える。
登場人物・キャラクター
氏家 秋彦
秋彦の母、妻・良子、高校1年生の息子・冬樹と4人で暮らすサラリーマン。姉・春美の出戻りにより、平和だった家庭に波風が立ち始め、頭を抱える。
良子 (よしこ)
氏家秋彦の妻。義母(秋彦の母)との関係は良好で、家の台所も任されている。自分自身が否定されているように感じてしまうため、自分のやり方に口を出されることを嫌う。
秋彦の母
氏家秋彦の母親。良子と同居を始めた際、台所の主導権を彼女に譲った。家庭内のルールについても基本的に良子のやり方に従っている。自分の娘・春美を甘やかしている部分があり、良子を苛立たせてしまう。
春美
氏家秋彦の姉。海外出張に出る夫を空港まで見送った帰りにタクシー事故に遭遇、ケガで不自由な体になったため、一時的に実家に出戻る。自分が住んでいた頃の家のルールにこだわり、また、歯に衣着せずに物を言う性格が災いして、良子と衝突する。