概要・あらすじ
1人暮らし中の中学生・七梨太助のもとへ、ある日、外国へ渡った父親から荷物が届く。中にあったのは古代中国から伝わる不思議な輪、支天輪。太助がふと輪をのぞこむと、中から急に可憐な少女が出現。
守護月天小璘ことシャオと名乗る少女は、支天輪の持ち主の不幸を遠ざける守り神だという。さらに新たな精霊も加えて騒がしい同居生活が続くなか、太助とシャオは徐々に互いを意識しあうようになる。
登場人物・キャラクター
七梨 太助 (しちり たすけ)
14歳。中学2年生の純朴な少年。父母と姉が旅好きでしょっちゅう家をあけるため、事実上の1人暮らしを続けていた。外国から土産に送られた支天輪と黒天筒により精霊のシャオとルーアンを召喚し、2人の主となり同居生活に突入する。 1人暮らしには多少の寂しい思いをしていたところがあり、自分を守ってくれるシャオに恋心を抱く。
山野辺 翔子 (やまのべ しょうこ)
中学2年生の女子。太助のクラスメート。不良のように見なされやすいが、根は面倒見のいい少女。恋というものをよく分かっていないシャオを支援する良き友人。
愛原 花織 (あいはら かおり)
13歳。中学1年生の女子。太助の後輩。転んで危うく怪我しそうなところを助けられたのを機に太助へ一目惚れした。恋心をあらわに太助へ熱烈なアタックをかける姿が、やがてシャオの気持ちを刺激していく。 ルーアンと喧嘩になることが多い。
宮内 出雲 (みやうち いずも)
20歳。神社の神主をつとめる青年。物腰が丁寧で、町内の女性たちから人気が高い。ただし翔子の評によると、多くの女を泣かせてきたナンパ師としても有名。シャオには本気の好意を抱き、彼女と太助の間に割り込もうとする。 太助たちの通う学校の購買部で勤務を始める。
守護月天 小璘 (しゅごげってん しゃおりん)
長い時を生きる月の精霊。容姿は若い少女。支天輪の持ち主を不幸から守護する守り神。太助によって輪から召喚され、同居生活を始める。現代社会については全く無知で、浮世ばなれした言動もちょくちょく見られる。 使命の性質上、自らが人間相手に恋をして積極的な幸福を追求することは難しい存在だが、それでもなお太助を意識しだす。
慶幸日天 汝昴 (けいこうにってん るーあん)
長い時を生きる太陽の精霊。黒天筒の持ち主に幸福を授ける福の神。容姿は肌の露出が多い妖艶な女性。太助によって召喚され、同居生活に加わる。使命も性格も陰陽対照的なシャオとはりあう意識が強く、シャオに惹かれる太助を自分の方へ向かせるべく積極的にアプローチをかけてくる。 大食らいだが整った体型は常に変わらない。
その他キーワード
支天輪 (しりんてん)
太助の父親が旅先の中国で入手して日本の家へ送りつけた、古代から伝わる神秘的な力を秘めた輪っか。形状は八角形。中に月の精霊であるシャオが封印されていた。
星神 (ほしがみ)
『まもって守護月天!』に登場する超自然的存在。シャオが自分のつとめを果たす際にサポートを頼む精霊たち。支天輪から召喚される。個々が中国の星座を司った名前や象徴をもつ。飛行、治癒、衣装の仕立て、情報連絡、戦闘など個体ごとに能力が異なっている。 姿も、小さな童子から大きな龍まで多種多様。
黒天筒 (こくてんとう)
支天輪に続いて、太助の父親が旅先で入手して送りつけてきた、古代中国から伝わる神秘的な力を秘めた品。形は細長い筒状。中に太陽の精霊であるルーアンが封印されていた。
クレジット
原作
まもって守護月天! (まもってしゅごげってん)
主人公・七梨太助と、彼のもとにやってきた守護月天小璘をはじめとする精霊たちとの交流や恋愛を描いたファンタジーラブコメ。 関連ページ:まもって守護月天!