僕はどこから

他人の書いた文章を書き写すことで、その文体や書いた人間の思考を完全にコピーできる特殊能力を持つ青年が、替え玉受験に加担したことで殺人事件に巻きこまれるクライムサスペンス作品。「週刊ヤングマガジン」2018年7号より連載開始。

正式名称
僕はどこから
作者
ジャンル
サスペンス
レーベル
ヤンマガKCスペシャル(講談社)
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概要・あらすじ

小説家志望の青年・竹内薫は、文章を書き写すことで、それを書いた人間の文体や内容、はては筆跡や思考まで完全にコピーできる能力を持っていた。若年性認知症の母親の介護とアルバイトをしながら、小説の執筆を続けていた竹内だが、自分独自の個性を持った作品を書くことができず、編集者からはなかなか認められずにいた。そんな中、母親が階段から滑り落ちて入院してしまう。

竹内は莫大な入院費を捻出するため、エリートヤクザの道を歩む中学時代の友人・藤原智美の誘いに乗り、とある大学の入試試験を替え玉受験することになる。かつてない集中力を発揮し、無事替え玉受験を成功させた竹内だったが、受験中、彼は替え玉受験の依頼人・井上玲の常軌を逸した殺意を感じ取っていた。

受験後、井上の自宅を訪れた竹内は、そこで井上の母親の死体を発見する。さらに、折悪しく近隣住民の通報を受けた警察官が現れたことで、竹内は殺人事件の容疑者として警察に身柄を拘束されてしまうのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

メガネをかけた20歳の男性。誰に対しても敬語で話す。ふだんから雰囲気が暗く、周囲の人からは「地獄のような顔色をしている」と言われることも多い。小説家志望であり、執筆した小説を出版社に持ち込んでいる。若... 関連ページ:竹内 薫

若干20歳にして広域暴力団傘下の組長を務める男性。中学時代の同級生である竹内薫の数少ない親友。15歳のときに、妹が書き置きを残して失踪し自殺を図るという事件を起こし、その際、竹内が特殊能力を駆使して妹... 関連ページ:藤原 智美

竹内薫の母親。若年性アルツハイマー型認知症を患っており、日常生活から介護を必要としている。そのため、同居している竹内から介護を受けて生活していたが、ある日、アパートの階段から滑り落ちてしまい、鎖骨と大... 関連ページ:竹内 陽子

旺慶大学の受験を控えた青年。自分を大学に合格させることに固執する母親の井上涼子から、虐待を受けて育ったためか、非常に内向的な性格の持ち主。母親の希望で、小論文試験のみは竹内薫に替え玉受験を依頼すること... 関連ページ:井上 玲

井上 涼子

48歳の主婦。息子の井上玲を旺慶大学に入学させることに固執している。人当たりはよいが、息子に対しては日常的に暴力を振るうなどの虐待に及んでいる。入学試験に万全を期すため、成功報酬4000万円でヤクザに替え玉受験を依頼する。しかし、午前の入試が終わり帰ってきた息子によって撲殺されてしまう。

金田

K談社文芸出版部に勤める男性編集者。小説雑誌の編集部に所属しており、竹内薫の担当編集者をしている。竹内の作品については「他人の頭で考えたような作品」「コピーとして高度すぎるために世に出せない」と評価している。上司の支持で、竹内に有名作家のゴーストライターを依頼する。

会長

藤原智美の所属する広域暴力団の会長を務める年老いた男性。井上玲の替え玉受験を藤原に任せる。依頼人について、なにか裏があるらしく、替え玉受験を遂行中の藤原を厳しく監視し、プレッシャーを掛け続けている。また、替え玉受験について素人の竹内薫が関わっていることも快く思っていない。

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