概要・あらすじ
アラフィフの女性漫画家・桃玉しお梨。彼女はソファに寝ころびながら、猫とテレビを見ていた。幸せを語る若者たちの街頭インタビューを見て「みんなキラキラしてるなあ。遠い世界の話だわ」と心の中でつぶやく。すると、突然、煌耀と名乗る女性が部屋に入ってきた。煌耀は不幸な女性のつぶやきを聞くと現れる精霊で、幸せの伝道師なのだという。しお梨は「いまのままで幸せだから他の人のところへ行ってください」と言うが、煌耀から「あなたは現実から目を背けているだけ。自ら幸せになるのを諦めた女だ」と図星をつかれてしまう。煌耀は夢や夢中になれるものを探してくださいと言うが、しお梨にはあまりにハードルが高かった。そこで煌耀はしお梨をパワースポットに連れていくことにした。他力本願なしお梨は「神様がなんとかしてくれるなら」とすぐに出かけるが、願い事が何もなく「なんでもいいから、なんとかしてください」と神様にお願いする。しお梨は手強すぎると頭を抱えてしまう煌耀だった。
登場人物・キャラクター
桃玉 しお梨 (ももたま しおり)
アラフィフの女性漫画家。千葉出身。独身で彼氏なし。男を見る目がないことを自覚していて、恋愛不適合者だと思っている。極度の面倒くさがり屋なうえ、低収入で友達も少ない。運動と心霊が大嫌い。基本ひきこもりで出かけるのは買い物に行く時くらい。太っているため、常にダイエットしている。便秘気味。食べているときと猫と過ごしているときに幸せを感じる。断捨離と模様替えが好きで、物が少なく、部屋はキレイ。ストレスを溜め込みやすく、ストレス性の病気を15年も抱えている。煌耀からは「しおれちゃん」と呼ばれている。
煌耀 (ぐぁん・るみえーる・しゃいん・こうよう)
不幸な女性のつぶやきを聞くと現れる精霊。幸せの伝道師。美しくスタイルのよい女性の姿をしている。面倒くさがり屋の桃玉しお梨を幸せに導こうと叱咤激励しながら、開運メソッドを紹介していく。中国の姫風、フランスの貴族、天使や悪魔など各話さまざまな衣装で登場する。名前が長いため、しお梨からは「ルミたん」と呼ばれている。
クレジット
- 協力
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愛新覚羅ゆうはん