あらすじ
登場人物・キャラクター
のべ子 (のべこ)
あずきさんの飼い主の若い女性。双子の姉がいる。5年前のある雨の日、ゴミ捨て場で衰弱していた子猫のあずきさんと出会い、見捨てておけずに家へと連れ帰った。まだ社会人になりたてで実家暮らしだったこともあり、当初は猫を飼うことなど考えられず、里親を探すつもりでいたが、あずきさんの境遇に同情し自分で飼うことを決意。現在は実家を出て、あずきさんと、一人と1匹暮らしを満喫している。いろいろと情報収集してあずきさんのことをしっかりとしつけようと試みてはいるが、あずきさんのことがかわいくて仕方なく、あずきさんが粗相しても、寛大な心で受け止めている。女性ながら特に虫などを恐れてはおらず、セミや蜘蛛、ヤモリなど、あずきさんの餌食になりそうな生き物は、見つけ次第すぐに手づかみで確保して逃がしてあげている。実在の人物、のべ子がモデル。
あずきさん
のべ子が飼っている猫。年齢は5歳。生まれて間もない頃にゴミ捨て場に捨てられていた捨て猫で、ある雨の日にのべ子に出会い、連れ帰られることとなった。当時は猫カゼがひどく、ぐったりして今にも死にそうに見えたが、のべ子が家に連れ帰ると、まるで人が変わったかのように元気な様子を見せた。その後、のべ子に飼われることとなり、瞳と肉球が小豆のような色をしていたことから、「あずきさん」と名づけられた。当時、あまり食欲がなく、また便秘気味だったことから、食事とトイレの時はのべ子に大いに褒められ励まされていたために、現在でも食事やトイレの際にはのべ子の励ましが欠かせない。のべ子のことが大好きで、彼女が愚痴を言っていると口を、つらくて泣いていると目をなめて心配するほど。同様に、のべ子がケガをするとその患部もよくなめてあげているが、それにより症状を悪化させてしまうこともある。
姉
のべ子の姉で若い女性。のべ子とは双子で、顔がそっくり。時々のべ子の家に来ては、あずきさんと遊んでいる。ただし、いっしょに寝たがっているあずきさんのためにわざわざ場所を空けてあげたり、うまくあずきさんに乗せられておやつを与えてしまったりと、のべ子ほどにはあずきさんのことをまだ理解できていない。あずきさんには非常に好かれており、姉がのべ子の家に来ると、あずきさんのテンションが極端に上がる。なお、のべ子が仕事で帰りが遅くなる時には、代わってあずきさんの世話をしているが、ご飯をくれたりトイレを掃除するのがのべ子ではないことに対して、あずきさんから責めるような鳴き声で抗議されることもある。
書誌情報
シャム猫あずきさんは世界の中心 KADOKAWA
(2019-12-01発行、978-4040642765)
(2020-11-01発行、978-4046800275)
(2021-11-01発行、978-4046808981)
(2023-02-01発行、978-4046822185)
(2024-03-01発行、978-4046834911)
(2025-03-01発行、978-4046845085)







