概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ルーシェル・ハウ・トリスタン
剣聖の血を引く少年。年齢は8歳。世界最強とうたわれる剣士のヤールム・ハウ・トリスタンと、先妻のあいだに生まれた息子だが、継母のリスティーナがかけた呪いによって病魔に蝕まれ、最終的に魔物が潜む山へと追放されてしまう。そこで生き残るために必死で剣技とスキルを磨き、倒した魔物を調理することで過酷なサバイバル生活に耐え、着実に成長を遂げる。70年後に魔物アルマと共に、最強の邪竜ドラゴングランドを討ち果たし、魔力が秘められたドラゴングランドの肉を食べたことで肉体が8歳まで若返り、不老不死となった。その後300年間、森でアルマと共に平穏な暮らしを営んでいたが、森を訪れた騎士の集団を助けたことがきっかけで、レティヴィア家の当主クラヴィス・グラン・レティヴィア公爵に認められ、彼の誘いに応じて、人里で新生活を送ることになる。当初は公爵家の客人としてもてなされる立場だったが、呪いの病に苦しむクラヴィスの妻・ソフィーニの病状を自らのスキルと知識を駆使して和らげたことが契機となり、公爵家の料理人として腕を振るうようになる。その後は、ソフィーニの呪いを解除するために旅立ったレティヴィア家の跡取りであるカリム・グラン・レティヴィアを、魔力で作り出した自らの分身によって陰から支えていた。長年にわたる実戦で鍛え抜かれた剣技は一級品で、強大な竜とも互角以上に渡り合える実力者。スキルで他者の能力を鑑定したり、高い調理技術で薬効のあるおいしい料理を作ったりすることができる。温厚な性格で、困っている人がいると放っておけず、率先して手助けする。自分を見限ったヤールムを恨むことなく、今なお敬愛の念を抱いている。
ヤールム・ハウ・トリスタン
世界最強の「剣聖」の称号を持つすご腕の男性。ルーシェル・ハウ・トリスタンの父親。剣聖の息子は文武両道であるべしという考えの持ち主で、先妻との息子であるルーシェルに対し、幼少の頃から苛烈な教育を課し、あらゆる学問と剣術を叩き込んだ。ヤールム・ハウ・トリスタン自身の判断を絶対としており、家族をはじめ、誰の進言も聞き入れない。病魔に侵されたルーシェルが、どれほど鍛錬しても強くならないことに失望し、もはや我が子ではないと見放してしまう。その後、人類と魔物のあいだで起こった大戦において獅子奮迅の活躍を見せ、民衆の最後の希望となっていたが、突如として人類を裏切り魔物側に寝返った。海を隔てた大陸にトリスタン王国を建てて人類を窮地に陥れるが、天から降臨した聖霊リマインによって人類が劣勢を挽回すると、国ごと結界で封じられた。
クレジット
- 原作
-
延野 正行
- 構成
-
中村 ゆきひろ
- キャラクター原案
-
TAPI岡
書誌情報
公爵家の料理番様 ~300年生きる小さな料理人~ 5巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉
第1巻
(2023-02-06発行、 978-4065307274)
第2巻
(2023-07-20発行、 978-4065323793)
第3巻
(2023-12-20発行、 978-4065340714)
第4巻
(2024-04-18発行、 978-4065352700)
第5巻
(2024-10-18発行、 978-4065373064)