概要・あらすじ
主人公のツチダは、音楽の夢を追いかけるせいいちと同棲して一年半。いつのまにか始まった楽な関係だったが、つい昔好きだったハギオと比べてしまう。ツチダは生活費を稼ぐために水商売に手をそめせいいちとの関係にもひびが入る。そんなとき偶然ハギオと再会し、昔の恋が蘇るツチダはせいいちに黙ってハギオとデートを重ねるように。
せいいちはツチダが自分を裏切ってることを知らず、ただ自分の不甲斐なさから家を出てしまう。二人の男の間で気持ちが揺れるツチダだが、憧れの女性リカがハギオの元彼女だったと気付き、そのリカを否定するハギオに自ら別れを告げる。
登場人物・キャラクター
ツチダ
内心考えていること(モノローグ)を、実際の言葉で表現することはほとんどない。男に貢ぐタイプ。黒髪で細身の女性。同棲しているせいいちの夢を応援している。友達のアパレル店で働いているが、お金が減っていく不安から、水商売を始め売春までしてしまう。せいいちに売春がバレ、二人の関係がぎくしゃくしてしまった頃、昔好きだったハギオと偶然再会し、再び恋心が蘇る。
せいいち
主人公のツチダの彼氏。無職。共通の音楽の道でプロになることを目指しているが、結果が出せず、スランプに陥っている。生活資金をツチダに頼っていたが、ツチダの売春を知ってショックを受け、自分でもアルバイトを始める。働くことの厳しさを知り、改めてツチダへの感謝が増す一方、自らの甘えを断ち切るためツチダに別れを切り出す。
萩野 正史
主人公のツチダが昔好きだった人。女性にモテ、ヒモのような生活をしている。多くの女性と関係があり、かつてツチダを妊娠させ、その子供を堕ろさせた。いまが楽しければいいという刹那主義で、真剣な恋愛は、重いと考えている。
友達 (ともだち)
主人公のツチダの友達。ロングヘアの美しい女性。アパレル店の店長でツチダを雇ってもいる。お金が必要なツチダのために、レオタードパブで働くリカに連絡をとり水商売を紹介する。
リカ
レオタードパブでは可奈子の源氏名で働いている売れっ子。気の強い女性。ツチダが漠然と憧れを抱く存在。後にハギオの元彼女で、貢いでいたことがわかる。