君が僕のまんなか

高校2年生になった戸田結月と戸田美海。彼女たちは親同士の再婚で姉妹になった。美海は父親のDVを見て育ったため男の人が苦手で、そんな彼女を支え、守ろうと決めた結月は同い年だが、しっかり者に育った。今日から新学期。寝坊をしてお弁当を忘れそうになる美海の寝癖を直してあげる結月。美海は家族だから結月と同じクラスになれないと残念がり、お昼も放課後もいっしょにいようと甘えるのだった。そんな時、男の子と肩がぶつかってしまった美海の代わりにあやまる結月。男の子は「構わないけど、なぜあなたが謝るの？」と疑問を持つ。結月はその男の子、小糸春斗ととなりの席になり、いっしょに入学式の準備をすることになる。放課後、いっしょに帰る約束をしたのにとふくれる美海に春斗は「お前は一人で帰れないの？戸田も甘やかしすぎ」と注意する。春斗は結月が窮屈じゃないのかと心配し、結月は自分のことを思って言ってくれたと素直に彼に礼を言う。春斗と結月はお互いのよさに気づき始め、しだいに恋に落ちていく。放課後、誰もいない教室で春斗の席に座り居眠りをしてしまう結月。美海は寝ている結月の頬に思わずキスしてしまうのだった。