概要・あらすじ
高校一年生の紗菜(すずな)は海辺の小さな街で生まれ、子供の頃から顔なじみの幼なじみたちと穏やかな毎日を送っていた。下校途中、この辺では見かけない同年代の男の子が、服のまま海に飛び込む姿を目撃した紗菜。溺れていると思った紗菜は海に飛び込んで彼を助けるが、彼は「泳ぎたくなっただけ」と溺れたことを否定した。彼は藍(らん)という名の転校生で、親の都合でこの街に来たのだという。紗菜はこの街を好きになってもらおうと強引に藍を夕焼けの岬に連れて行った。二人は出会ったばかりなのになぜか懐かしいような、運命的なものを感じてキスをしてしまう。結ばれてはいけない理由があることを、この時の二人はまだ知らなかった。