君の名は。Another Side:Earthbound

君の名は。Another Side:Earthbound

映画『君の名は。』を原作とする、加納新太の小説『君の名は。 Another Side:Earthbound』のコミカライズ作品。夢を見る事をきっかけに入れ替わるようになった立花瀧と宮水三葉を中心に、彼らを取り巻く人物との日常のほか、映画本編では描かれなかったエピソードも語られる。「サイコミ」で2017年7月25日より連載の作品。

正式名称
君の名は。Another Side:Earthbound
漫画
ジャンル
ファンタジー
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あらすじ

第1巻

東京で暮らす男子高校生の立花瀧は、夢を見る事をきっかけに田舎の女子高校生、宮水三葉と精神が入れ替わるようになっていた。瀧は慣れない女性の体と田舎の暮らしに戸惑いつつも、徐々に三葉の友人や家族とも交流を重ね、未知の生活になじんでいくようになる。同時に、体の持ち主である三葉も、あこがれの都会で暮らす瀧との入れ替わりを、それなりに楽しむようになっていた。やがて瀧は、三葉と入れ替わるたびに会う勅使河原克彦名取早耶香との交流を通して、三葉の事をもっと知りたいと思うようになる。同時に克彦とサヤも、ふだんと違う性格を見せる三葉を疑問に思いつつ、三葉の事と自分達の事、糸守町の将来について考えるようになる。そんなある日、いつものように三葉と入れ替わった瀧は、三葉の学校で体育の時間にぶつかってしまう。三葉から女子更衣室に入らないよう念を押されている瀧は、渋々一人で着替えを済ませて体育館に向かうが、授業中にブラジャーをつけ忘れている事をクラスメイトに知られてしまう。

登場人物・キャラクター

立花 瀧

東京都千代田区六番町で暮らす男子高校生。髪型はサイドが長めの短髪。スポーツが得意で、中学生時代はバスケットボール部に所属していた。放課後はイタリアンレストランでアルバイトをしている。田舎とは無縁の平凡な生活をしていたが、夢を見る事をきっかけに、宮水三葉と意識が入れ替わるようになる。次第にただの夢ではなく、現実に三葉と入れ替わっている事を悟り、三葉と協力してお互いの生活に支障が出ないようにしている。 しかし慣れない女性の体や田舎生活に困惑し、三葉と入れ替わった際にうまく振る舞う事ができず、勅使河原克彦や名取早耶香には不審に思われたり、行動や言動がいつもと違う事を指摘されたりと、心配されている。三葉からは「女子更衣室に入らない」や「下着をじろじろ見ない」などの禁止事項を言いつけられており、事あるごとに彼女に叱られている。 明るい性格ながらややケンカっ早い一面があり、ふだんのおとなしい三葉とは真逆の言動や行動を見せる事がある。このため、三葉の同級生や後輩からは性別を問わず、「印象が変わった」と人気を集めるようになった。入れ替わりを繰り返す中で三葉の家族や友人と交流を重ね、彼女の立場や苦労を知っていく。

宮水 三葉

糸守町で暮らす女子高校生。年齢は17歳。黒髪のロングヘアを三つ編みとポニーテールでまとめている。実家は宮水神社で、家業を手伝い、巫女として儀式にも参加している。父親の宮水俊樹は町長選挙に出馬中で、田舎町の現状や自身の立場を窮屈に感じている。また、特別な立場にある事を同級生などから妬まれ、理不尽な嫌がらせを受ける事もある。 これらの環境に不満を感じ、生まれ変わったら都会に住む男性になりたいと夢見ていた。都会の男子高校生、立花瀧と意識が入れ替わるようになり、ただの夢ではないと悟ったあとは、互いの生活に支障が出ないよう注意している。瀧と入れ替わった際は、いきなり女性らしい雰囲気になって周囲を戸惑わせたり、奥寺ミキとの距離が縮まるなど、瀧の人間関係を少しずつ変化させていく。 次第にあこがれの都会生活を満喫するようになり、次に入れ替わった時の行き先やプランを考えるようになり、瀧との入れ替わりをそれなりに楽しみにしている。その一方で、瀧が宮水三葉の体で過ごす際は、入浴の禁止や体を見ない、触らないなどいくつもの禁止事項を言いつけており、トラブルが起こるたびに携帯電話のメモアプリを通して瀧を叱っている。

勅使河原 克彦

宮水三葉の同級生の男子高校生。年齢は17歳。丸刈りの髪型で眉が太い。三葉に対して密かに好意を抱いている。建設会社「勅使河原建設」の社長(勅使河原の父)の息子で、週末などは現場に出向き、作業を手伝っている。町長である宮水俊樹と懇意にしている父親に不満を抱き、「腐敗の臭いがする」と漏らしている。オカルト好きで、オカルト雑誌「月刊ムー」の愛読者。 同時に機械オタクでもあり、自室にはパソコンやアマチュア無線用の機器などが置かれている。三葉と立花瀧が定期的に入れ替わっている事は知らないが、三葉の様子が時々おかしい事は気にしている。瀧と入れ替わった時の三葉とは考えや行動理念が似ているため、次第に意気投合するようになる。糸守町や地元の知り合いや友人の事を大切に思っているが、三葉や名取早耶香の抱く田舎の不便さや現状に共感を抱く事もあり、故郷に対して複雑な感情を抱いている。 将来的に父親の建設業を継ぐ事になっているため、糸守町の現状改善を考え、友人と共に対策を講じている。愛称は「テッシー」。

名取 早耶香

宮水三葉の同級生の女子高校生。年齢は17歳。切りそろえた茶髪のロングヘアを、二つのおさげでまとめており、左目の下には泣きボクロがある。穏やかでしっかり者な性格ながら、三葉と同様に田舎の不便さや暮らしには強い不満を抱いている。勅使河原克彦に好意を抱いており、三葉と入れ替わった時の立花瀧にも、克彦への思いを見抜かれている。 三葉と瀧の入れ替わりの事は知らないが、三葉の様子が時々おかしくなる事を心配しており、三葉が友人の名前を忘れたり男っぽくなったりなど、行動がおかしい時は指摘している。母親と姉は町内放送を担当しており、名取早耶香自身も学校で放送部に所属している。愛称は「サヤちん」。

宮水 四葉

宮水三葉の妹。年齢は9歳。黒髪のセミロングをツインテールにまとめている。小学生ながら、料理や家事もこなすしっかり者。祖母の宮水一葉や姉の三葉と共に、巫女として宮水神社の家業を手伝っている。三葉と立花瀧の入れ替わりは知らないが、三葉の様子が時おりおかしくなる事を不審に思い、心配している。宮水神社に供えられている自分の「口噛み酒」をこっそり飲んで気を失った際に、過去の先祖の女性と入れ替わる夢を見る。

宮水 俊樹

宮水三葉と宮水四葉の父親。年齢は54歳。短髪でスーツを着ている。宮水神社への婿養子で、旧姓は「溝口」。若い頃は民俗学者として、歴史文化の研究をしていた。研究のために宮水神社を訪れた際に宮水二葉と出会う。二葉と結婚して婿養子となったあとは、宮水神社の神職をしていた。しかし、二葉が亡くなったあとに宮水家を出て、糸守町の町長を務めるようになる。 現在は町長選挙期間中のため、選挙運動に力を入れている。

勅使河原の父

勅使河原克彦の父親。建設会社「勅使河原建設」の社長を務めている。作業着を着た短髪の中年男性。跡取りとなる息子の克彦には厳しく接している。町長の宮水俊樹とは、家に招いて接待したり選挙運動をバックアップしたりするなど、懇意の間柄。

宮水 一葉

宮水三葉と宮水四葉の祖母。年齢は82歳。宮水神社の宮司を務めており、メガネをかけ和服をまとっている。おだやかでやさしい性格の持ち主。一人娘の宮水二葉が亡くなり、婿養子の宮水俊樹が家を出たあとは、孫の三葉と四葉を育てて来た。「組紐」をはじめ、宮水神社の歴史や伝統を三葉達に教えている。

宮水 二葉

宮水三葉と宮水四葉の母親。宮水一葉の一人娘。四葉が幼い頃に病気で亡くなっている。三葉とよく似た容姿で、長い黒髪を後ろでまとめている。民俗学者として宮水神社を訪れた宮水俊樹と出会い、恋に落ちて結婚する。生前は若い見た目に反し、聡明で落ち着いた雰囲気の女性だった。

場所

糸守町

岐阜県飛彈市にある、山深い田舎町。東京とは電車で半日かかるほどに離れている。町の中央には巨大な「糸守湖」が広まっており、糸守湖を囲うように住宅や山が広がっている。山の上には宮水三葉の実家である宮水神社があり、神社の境内から町全体を眺められる。歴史深い町で、宮水神社を中心に、「口噛み酒」などの古い風習や文化が残っている。 自然に囲まれているが、山が多い盆地であるため日照時間は短い。店などもなくコンビニは21時に閉まり、携帯電話などの電波も入りにくくなっている。

クレジット

企画

新海 誠

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