喧嘩商売

古武術・富田流を学び喧嘩が強い高校生・佐藤十兵衛を中心に、その師・入江文学や若き空手の天才・高野照久、十兵衛がリベンジを目論む喧嘩屋・工藤優作、文学の父の仇である総合格闘家・田島彬など、さまざまな格闘技の強者が闘いを繰り広げる異種格闘漫画。本筋のストーリーとは別に、下ネタギャグに終始する話もしばしば行われる。シリーズ作品に『喧嘩稼業』がある。

正式名称
喧嘩商売
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ヤンマガKC(講談社) / 講談社プラチナコミックス(講談社)
巻数
全24巻
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概要・あらすじ

東京から栃木の行座宇都宮高校に転校してきた男子高校生・佐藤十兵衛は、隣の席になる女子がブサイクだったという理由だけでブチ切れ担任・島田武に食って掛かるようなアホだが、転校早々チンピラ数人を一人で倒し、さらにその報復としてやってきたヤクザをも秒殺するほどの喧嘩の達人だった。十兵衛が強さに憧れるきっかけとなった空手の天才・高野照久との決闘に勝つなど無敵だった十兵衛だが、ヤクザが雇った喧嘩屋・工藤優作の前に惨敗したことで、より強くなることを決意。

古武術・富田流の継承者・入江文学に正式に弟子入りし、打倒工藤のために激しい修行を積んでいく。

登場人物・キャラクター

佐藤 十兵衛 (さとう じゅうべえ)

東京から行座宇都宮高校に転校してきた男子高校生。中学生の頃はイジメに遭っていたが、高野照久に助けられたことがきっかけで強さに憧れる。入江文学の指導を受けて喧嘩の腕を上げていき、行座宇都宮高校に転校してきた頃はヤクザを瞬殺できるほどになった。その後、工藤優作との戦いに敗北したことで、正式に文学の富田流に弟子入りし、打倒工藤優作を目指して修行を続ける。 自己中心的かつ傲岸不遜な性格で、勝つためには手段を選ばない。頭脳も優秀で、対戦相手の思考を自分に有利な方へ誘導する話術や、場の地形などを利用する策略に長けており、純粋な格闘能力では後れを取る相手にも策を活かして勝利を収めていく。童貞で性的なことへの興味も強く、女性絡みでの騒動もしばしば起こす。

入江 文学 (いりえ ぶんがく)

古武術・富田流の6代目継承者で、佐藤十兵衛の師匠である38歳男性。富田流以外の近代格闘技にも精通し、実戦経験も豊富。祖父の残した不動産収入で食べており、生活のために他の職に就いたり弟子を取って指導料を取ったりはしていない。父・入江無一が田島彬によって昏睡状態に追いやられてからは、仇を討つために修行に明け暮れている。 そのため、普段はおちゃらけたような態度が多くとも、田島が絡むと気配が変わる。また、武術一筋に生きてきたため童貞であり、そのことをひどく気にしている。

高野 照久 (たかの てるひさ)

「光速後ろ回し蹴り」の異名をとった空手の天才である高校生。過去に、イジメに遭っていた佐藤十兵衛を助けたことがあり、これが十兵衛が強さを求めるきっかけとなった。十兵衛と試合をして敗れてからは、強さをより追い求めるために総合格闘技に転向する。十兵衛の策略により、ブスの女子高生・手前ビクトリアと付き合う羽目になった挙句に逆レイプされたりと、損な役回りになることも多い。

工藤 優作 (くどう ゆうさく)

上半身に刺青を入れた男性で、ヤクザの依頼により素手でターゲットを叩きのめす喧嘩屋。生まれてすぐに母親にゴミ捨て場へ捨てられ、占有屋の男に拾われ育てられたという経歴を持つ。出生届が出されていないため戸籍はなく、工藤という名前はヤクザから買った戸籍のもの。神経伝達物質や脳内麻薬を自在に操れる特異体質であり、それにより、ビルから落とされても平気だったり、握力のみで相手の腕を折ったりといった、人間離れしたタフさとパワーを持っている。 佐藤十兵衛を喧嘩で敗北させ、十兵衛が富田流に正式入門し強さをより求めるきっかけとなった。口癖は、強敵と出会った時の「燃えるぜ」と、勝負がついた後の「燃えたぜ」。

田島 彬 (たじま あきら)

圧倒的な強さを誇る総合格闘家。元々は進道塾に所属する空手家だったが、17歳の時に塾長の山本陸に対し「2年後なら勝てる」との言葉を残し出奔。2年後、山本陸を襲撃してその片目を奪い、さらに入江無一をも襲撃して昏睡状態に追いやる。その後は海外に渡ってファイトマネー目当てでボクサーとなり、ヘビー級のチャンピオンにまでなるが、そのことを「アルバイト」と言ってのける。 帰国後、そのファイトマネーを元手に、入江文学、工藤優作ら国内の強者を集めた格闘大会「陰陽トーナメント」の開催を宣言する。

金田 保 (かねだ たもつ)

元柔道家で、柔道オリンピック100kg超級金メダリスト。父親がヤクザという荒れた家庭に育ち、自分の利益しか考えず平気で他人を陥れる悪辣な性格となった。高校時代に弱みを握って担任の女教師をレイプし続けた過去があるほか、オリンピック選考会で自分より上位の人間に禁止薬物を飲ませ失格に追い込んだ上、そのことに気づいた自身の父親を殺害するなど、その悪行は枚挙にいとまがない。 その後は総合格闘技へ転向し、工藤優作との試合を予定されていたが、急遽佐藤十兵衛と戦うことになる。

山本 陸 (やまもと りく)

進道塾の創始者である空手家。熊を素手で殺害したほどの実力を持ち、「空手王」の異名を取っていた。入江無一との対戦を控えていた際に、田島彬の不意打ちによって片目を失い、道場を息子に継がせたのち失踪。行方は知れないが、片目で戦う方法を身につけるための修行をしているのではないかと噂されている。 煉獄の開発者でもある。

入江 無一 (いりえ むいち)

古武術・富田流の5代目継承者で入江文学の父。父の不動産収入で暮らし、一切収入を得ないような生き方をしていたことから妻に離婚され、以後は文学を男手一つで育てる。山本陸との対戦を控えていた際に、勘違いから上杉均に襲われこれを退けるも、肋が折れる重傷を負った状態で田島彬の襲撃を受け、脳挫傷により意識不明の重態となる。 9年間の昏睡を経て意識が回復するも、その半年後に文学への感謝の言葉を残して死亡。

上杉 均 (うえすぎ ひとし)

「喧嘩王」「捌きの達人」と称される進道塾の高弟である空手家で、実力も精神性も非常に優れており、慕う人間は数多い。田島彬による山本陸襲撃を、入江無一によるものと勘違いして無一を襲撃。煉獄で肋を折るなどの重傷を負わせるも金剛により敗北。入江文学に煉獄を見られてしまったことと、山本陸の息子・海への気遣いから、自ら破門を申し出て進道塾を去った。

梶原 修人 (かじわら しゅうと)

戦国時代の兵法家・梶原長門を開祖とする総合武術(忍術とも呼ばれる)・梶原柳剛流の伝承者。生まれて初めて握った真剣で燕を切り落としたほどの才能を持つ。父・隼人が入江無一との真剣勝負に敗れて自害したことから富田流を倒すために修行を重ねていたが、入江文学との真剣勝負に敗れ左手首を失い、以後は片手での戦いを行っている。 梶原柳剛流の技だけでなく、戦いの中で覚えた富田流の必殺技・金剛も使用することが可能。いつも金のキセルを咥えているが、これは顎を鍛えるため。

島田 武 (しまだ たけし)

佐藤十兵衛の担任教師で、「女子高生ハンター」と呼ばれるほどの女子高生好きで、淫行条例の撤廃を訴えている。実家は島田流空手道場であり、自身も空手を使える。モデルは漫画家の島袋光年。

集団・組織

富田流 (とだりゅう)

『喧嘩商売』に登場する古武術の流派。富田勢源を開祖とする一子相伝の武術で、現在の伝承者は入江文学。文学の弟子である佐藤十兵衛も修めている。金剛、無極などの技が存在し、素手での戦闘術に優れているが、小太刀なども使用される。進道塾の技であった煉獄を取り入れるなど、他流派の影響を受けての進化もしている。

進道塾 (しんどうじゅく)

『喧嘩商売』に登場する空手の流派。寸止めルールへの不満から山本陸が創設したフルコンタクト空手で、上杉均、田島彬、高野照久などが門下生だった。一部の高弟にのみ伝授される、山本陸の開発した煉獄という奥義がある。

その他キーワード

金剛 (こんごう)

『喧嘩商売』に登場する必殺技。相手の心臓目掛けて打撃を叩き込むことによって一瞬で気絶させる富田流の技で、佐藤十兵衛、入江文学、梶原修人らが使う。強打の方法は特に決まっておらず、拳や蹴りなどさまざまなやり方がある。

無極 (むきょく)

『喧嘩商売』に登場する必殺技。強力な自己暗示により、痛みを和らげたり火事場の馬鹿力を引き出したりなど様々な効果を発揮する富田流の技で、佐藤十兵衛、入江文学らが使う。

煉獄 (れんごく)

『喧嘩商売』に登場する必殺技。山本陸が開発し、上杉均ら進道塾の一部の高弟にのみ伝えられたもので、第三者のいる場所で使ってはならないとされる門外不出の技。7つのパターンの型を組み合わせることによる急所への連続攻撃であり、相手に反撃する隙を与えず一方的に連撃を入れることが可能。体力の消耗が激しいことと、最初の一撃を入れるのが難しいという問題点がある。 本来は進道塾の技だが、演武の様子を隠し撮りしていた佐藤十兵衛・入江文学によって解析され、富田流の技としても使われる。

書誌情報

喧嘩商売 全24巻 講談社〈ヤンマガKC〉 完結

第1巻

(2005年10月発行、 978-4063613797)

第2巻

(2006年1月発行、 978-4063614169)

第3巻

(2006年4月発行、 978-4063614251)

第4巻

(2006年7月発行、 978-4063614602)

第5巻

(2006年11月発行、 978-4063614978)

第6巻

(2007年3月発行、 978-4063615340)

第7巻

(2007年6月発行、 978-4063615654)

第8巻

(2007年8月発行、 978-4063615777)

第9巻

(2007年12月発行、 978-4063616156)

第10巻

(2008年3月発行、 978-4063616514)

第11巻

(2008年6月発行、 978-4063616750)

第12巻

(2008年9月発行、 978-4063617122)

第13巻

(2008年12月発行、 978-4063617382)

第14巻

(2009年3月発行、 978-4063617627)

第15巻

(2009年5月発行、 978-4063617818)

第16巻

(2009年7月発行、 978-4063618037)

第17巻

(2009年9月発行、 978-4063618198)

第18巻

(2009年11月発行、 978-4063618358)

第19巻

(2010年2月発行、 978-4063618631)

第20巻

(2010年4月発行、 978-4063618785)

第21巻

(2010年7月発行、 978-4063618976)

第22巻

(2010年9月発行、 978-4063619287)

第23巻

(2010年11月発行、 978-4063619577)

第24巻

(2011年2月発行、 978-4063619942)

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