概要・あらすじ
加賀まりあは地味で真面目なOL。仕事はできるが、融通が利かないと同僚から煙たがられており、周りとつるんだりしない。常務取締役の一条寺隆也は、次期社長とも言われており、周りからちやほやされる存在だ。ベルギー土産を持ってフロアを訪れた一条寺は、パーティの同伴者になぜかまりあを指名した。選んだ理由は「友達がおらず、パーティでの出来事を口外しない」からだった。
パーティで一条寺の妻のフリをさせられるまりあ。まりあは疑問を持ったまま、パーティで泥酔した一条寺を家まで送り届けると、家の中は荒れ果てていた、奥さんは1年以上前に出て行ったと一条寺は告白する。すべてが順調で自信満々に見えていた一条寺の、隙だらけで傷ついた部分を見たまりあは、「酔ったふりをして自分を抱いてもいい」と一条寺を誘う。
以来、まりあは一条寺を慕う自分の気持ちを隠し、お金のためと噓をついて都合のいい女を演じ、彼に抱かれるのだった。