概要・あらすじ
犯罪を想起させるような危ない言動を繰り返す男子高校生の四ッ谷に、クラスメイトの雑司ヶ谷は振り回され続けていた。しかし、同じくクラスメイトの入谷、渋谷、そして雑司ヶ谷は、四ッ谷との友人関係を断つことができずにいた。なぜなら、四ッ谷を敵に回して、彼のアヤシイ薬や呪いの餌食になるのが恐ろしいからだ。こうして四ッ谷に振り回される雑司ヶ谷たちの学校生活は続いていく。
登場人物・キャラクター
四ッ谷 (よつや)
他の人とは一風異なるオーラを持つ男子高校生。魔術やアヤシイ薬の扱いに長け、主に雑司ヶ谷をターゲットにして遊んでいる。肩と手の関節を外すことができ、3キロ走ってもまったく疲れない驚異的な体力を持つ。
雑司ヶ谷 (ぞうしがや)
四ッ谷のクラスメイトの男子高校生。しばしば四ッ谷からの被害を受けており、怪我が絶えない。成績はさほど悪くないが、四ッ谷に気を取られて補習の危機に陥ることもある。一生同じものしか食べられないなら「米」を選ぶタイプ。
渋谷 (しぶや)
四ッ谷のクラスメイトの男子高校生。雑司ヶ谷を心配しつつも、彼がスケープゴートになってくれるので、自分の被害が少なく済む。それを、ありがたがっている、ちゃっかりした性格。一生同じものしか食べられないなら「ラーメン」を選ぶタイプ。
入谷 (いりや)
四ッ谷のクラスメイトの男子高校生。主に渋谷とともに雑司ヶ谷の被った被害を憐れんでいるが、激しやすい渋谷に対して、どちらかというと落ち着いている。海辺に別荘を持つ伯父がいる。一生同じものしか食べられないなら「焼肉」を選ぶタイプ。
鶯谷 (うぐいすだに)
四ッ谷のクラスメイトの男子高校生で、クラス委員長を務めている。眼鏡をかけ、のほほんとした雰囲気の穏やかな人物。四ッ谷とは幼稚園の時からずっと同じクラス。四ッ谷に対して危険意識は抱いておらず、「卵酒とはカエルとカマキリの卵を入れた日本酒である」といった、幼い頃に吹きこまれた嘘を未だに信じている。