国境のエミーリャ

国境のエミーリャ

ソ連と米英によって分割統治を受けた架空の戦後日本を舞台に、東日本から西側への亡命を手助けする脱出請負人の少女を描いたアクション作品。小学館「ゲッサン」2019年9月号より連載開始。

正式名称
国境のエミーリャ
ふりがな
こっきょうのえみーりゃ
作者
ジャンル
アクション
 
歴史IFもの
レーベル
ゲッサン少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊12巻
関連商品
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概要・あらすじ

第二次世界大戦終結後、ソ連と米英連合国によって分割統治されることになった戦後日本。やがてそれぞれが日本国と東日本国として独立し、東京23区も東側の約半分が東日本の領土となっていた。東西陣営の冷戦が激化したことによって、境界には高い壁と緩衝地帯が設けられ、厳重な監視体制がしかれていた。そんな1962年の東日本国、人民食堂で働く19歳の少女杉浦エミーリャの裏の顔は、国境の警備をかいくぐり、人々を西側へ亡命させる脱出請負人。人民警察の捜査を逃れつつ仕事をこなすエミーリャのもとに、さまざまな事情を抱えて脱出を依頼する人たちが訪れる。

登場人物・キャラクター

杉浦 エミーリャ (すぎうら えみーりゃ)

19歳の少女。東日本国の東トウキョウに母親と二人で暮らしている。赤毛でセミロングの髪をおさげにしている。ふだんは十月革命駅(旧上野駅)の人民食堂で給仕係として働いている。裏の顔は、国境の警備をかいくぐり、人々を西側の日本国へと脱出させる脱出請負人。めったに笑顔を見せることがなく、つねに冷静沈着。依頼人から裏切られて窮地に陥ることも多いが、動じることは少ない。仕事では大金を受け取っているが、家族や恋人と引き離された人の助けになりたいという気持ちも強い。脱出請負人の仕事を始めたのは、兄である杉浦茂の死がきっかけ。

杉浦 茂 (すぎうら しげる)

杉浦エミーリャの兄。エミーリャより6歳年上で、日本人風の名前なのは母親が違うため。18歳から徴兵され、3年間従軍。ハンガリーで動乱の鎮圧にあたり、動乱の首謀者を狙撃する任務を遂行したが、それに罪悪感を覚えている。ハンガリーで知り合ったオーストリア人の恋人、マーリアを西側へと脱出させようとして命を落とす。

クレジット

監修

津久田 重吾

協力

津久田 重吾

書誌情報

国境のエミーリャ 12巻 小学館〈ゲッサン少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2020-02-12発行、 978-4098500277)

第2巻

(2020-07-10発行、 978-4098501854)

第3巻

(2021-01-12発行、 978-4098503759)

第4巻

(2021-07-12発行、 978-4098506163)

第5巻

(2021-12-10発行、 978-4098508211)

第6巻

(2022-05-12発行、 978-4098511181)

第7巻

(2022-09-12発行、 978-4098512720)

第8巻

(2023-02-10発行、 978-4098516018)

第9巻

(2023-06-12発行、 978-4098521333)

第10巻

(2023-12-12発行、 978-4098530403)

第11巻

(2024-06-12発行、 978-4098534029)

第12巻

(2024-11-12発行、 978-4098536900)

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