地球戦争 THE WAR OF THE HUMAN

地球戦争 THE WAR OF THE HUMAN

突然火星人の攻撃に遭った19世紀のイギリスで、たくましく生き延びようとする少年少女の姿を描いたSF漫画。H.G.ウェルズの『宇宙戦争』をベースとした作品。

正式名称
地球戦争 THE WAR OF THE HUMAN
ふりがな
ちきゅうせんそう じ うぉー おぶ じ ひゅーまん
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アドベンチャー
 
ラブコメ
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概要・あらすじ

19世紀末のロンドンに、突然巨大な3本足の怪物が大量に降り立ち、市内を攻撃し始めた。孤児院育ちの少年オリバーは、混乱の中で出会った上流階級の娘アリスや、孤児院で一緒に育ってきた坊やらとともに、生きのびる道を探る。

登場人物・キャラクター

オリバー

ロンドンの下町の孤児院で育った少年。とても賢く、ケンカにも強く、やや大人びた性格。火星人の攻撃から逃れる中で偶然アリスと出会い、ともに逃避行をすることになる。初めて会った時からアリスに惹かれていた。口は悪いが意志が強く、アリスや坊やのことを全力で守ろうとする。 サー・ロリス、ヘンリー・グレイヴのもとで働いた際に読み書きなどを覚えた。火星人との戦いの決着後は、グレイヴの船に乗った経験から、自らも船乗りとなる道を選ぶ。

アリス・プレザンス・マクダウェル (ありすぷれざんすまくだうぇる)

インド領事館に勤める父を持つ貴族の娘。勇敢な性格で、火星人からの逃避行の中でオリバーと出会い、彼に助けられながらともに旅を続ける。初めて会った時からオリバーに惹かれていた。坊やの世話を一手に見るようになったことで、彼が実は人間モドキであることにいち早く気づく。 戦いが決着してからは看護師となり、オリバーと結ばれる。

坊や (ぼうや)

生まれてすぐに捨てられ、オリバーたちと同じ孤児院で育ったため名前がなく、「坊や」と呼ばれる。実は人間モドキであり、男性型かつ人間の言葉を理解できる、非常に珍しいタイプ。戦いが決着してからはアリスの家で育てられ、のちにアリスによって「ウィリアム」と名付けられる。

サー・ロリス (さーろりす)

火星人の侵略に応戦しようとする軍に属する貴族の男性。ロンドンからの逃避行中のオリバー達の身柄を保護する。一見冷酷な雰囲気だが、子供想いである。

ヘンリー・グレイヴ (へんりーぐれいゔ)

火星人の襲来によって踏み荒らされた地球で、火星人のもたらした科学力を手中に収めることで世界を変えることをもくろむ商人。

院長 (いんちょう)

オリバー、坊やらが育った孤児院の院長。冷酷で意地汚い性格の老人で、火星人の襲来後は人間モドキの命令に従い人間の子供を捕まえていた。

シスター・マリア・クララ (しすたーまりあくらら)

16年前に一台の3本足に乗って地球にやってきていた、人間モドキの一人である。教会に拾われ、人として育ったが、火星人の襲来に伴い人間モドキが迫害される状況になると、仲間を探して動き始める。

火星人 (かせいじん)

『地球戦争 THE WAR OF THE HUMAN』に登場する異星人。2足歩行で、首から下は真っ黒ながら、小柄な人間のような外見をしている。頭部は触手の生えた大きな袋のような形状で、人間や人間モドキを捕食する。地球上陸後、何らかの病原菌に感染して全滅。

その他キーワード

3本足 (さんぼんあし)

『地球戦争 THE WAR OF THE HUMAN』に登場する用語。火星から来たとされる機械で、火星人の乗り物としての機能のほか、単体で攻撃をする能力を持つ。3本の長い脚のようなものがあること、非常に巨大であることは共通しているが、個体ごとに外見に多少の差がある。動くものしか認識することができない。

人間モドキ (にんげんもどき)

『地球戦争 THE WAR OF THE HUMAN』に登場する用語。火星人が食料または奴隷としてきた生物。知能は低く、言語をほぼ解さない。外見は人間の女性に似た形のものが多いが、ヘソがないのが特徴。

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