概要・あらすじ
霧弥湖町は「円盤の街」として有名である。円盤が現れた時は、皆恐怖に震えたが、そこに留まるだけで何もしない円盤に対して恐怖は消え、その後町の観光名所となるも、今では人々の興味も薄らいだモノとなっていた。
登場人物・キャラクター
古宮 乃々香 (こみやののか)
父の仕事の都合で、東京から霧弥湖町に引っ越してきた中学3年生の女の子。彼女は、7年前にもこの町に暮らしており、湖の上に円盤が浮かぶ「円盤の街」に帰ってきたという認識があった。しかし、当時の記憶は断片的である。 現在、母を亡くし、父とふたり暮らし。人に流されやすい性格だが、思い切った行動に出ることもある。
水坂 柚季 (みずさかゆずき)
円盤のある街、霧弥湖町に暮らしている中学3年生の女の子。水坂湊太の双子の妹である。「円盤の街」として観光地化している土地で、家は喫茶とお食事の店「のぞみ亭」をやっている。この観光資源と化した円盤を街から追い出そうとただひとりがんばっているが、周囲からは相手にされていない。
椎原 こはる (しいはらこはる)
円盤のある街、霧弥湖町に暮らしている中学3年生の女の子。「円盤の街」の観光名所、霧弥湖畔にある土産物屋「しいはら本舗」の娘で自称「看板娘」。水坂柚季、湊太の双子とは幼馴染の間柄であり、何かにつけ彼らのことを気にかけている。 物静かで、おっとりとした性格である。
戸川 汐音 (とがわしおね)
中学3年生の女の子。水坂柚季、湊太の双子と椎原こはるとはクラスメイト。黒髪のロングヘアで、いつもヘッドフォンをつけ、周囲とのコミュニケーションを拒んでいる。前は霧弥湖町にいたが、現在は別の街で独り暮らしをしている。
水坂 湊太 (みずさかそうた)
円盤のある街、霧弥湖町に暮らしている中学3年生の男子。水坂柚季の双子の兄である。妹の柚季や幼馴染の椎原こはるとはよく遊んでいたが、円盤がきてから柚季とはケンカばかりで、何かにつけてよく絡まれる。
ノエル
外見は小学校低学年女子のように見えるが、年齢は不詳。長い水色の髪をツインテールにしている。明るく天真爛漫で行動的。話す言葉は年相応だが、時々不思議な発言をする、つかみどころのない少女。古宮乃々香が霧弥湖町を去ってから7年間、天文台で乃々香を待っていた。