概要・あらすじ
OLの小柴由梨は、恋人の田辺から突如別れを切り出され意気消沈していた。学生時代から男性に振り回されることが多く、その度に傷ついてきた由梨。そんなためいきばかりの日々のなか、彼女は誠実な雰囲気の男性、東城一哉と出会う。
登場人物・キャラクター
小柴 由梨 (こしば ゆり)
株式会社秀英商会に勤める若い女性。肩までのボブヘアを巻き髪にしている。男性運が悪く、元恋人の田辺以外の交際相手にも裏切られたり失恋を繰り返している。中学時代、突然自分にキスをした後、すぐに転校してしまった光石のことが今も忘れられず、その意図を知りたいと思っている。男性の考えていることが理解できず悩んでいた折、東城一哉と知り合い親しくなっていく。
東城 一哉
クリアコピー株式会社に勤める若い男性。前髪を左寄りの位置で分けている。株式会社秀英商会へはコピー機のメンテナンスやトラブル解消に定期的に訪れており、沈んだ様子の小柴由梨を気にかけていた。由梨に対しある秘密を抱えているが、由梨は気がついていない。クリアコピー株式会社は株式会社秀英商会のすぐ近くにあるため、両社をよく行き来している。
田辺 (たなべ)
小柴由梨の元恋人で、株式会社秀英商会に勤める若い男性。主任を務めている。社の25周年記念事業がきっかけで転勤が決まり、由梨に別れを告げる。仕事上では「誠心誠意」をモットーにする頼れる存在だったが、それは由梨との関係には適用されないものだと知り、由梨は傷つく。
実香 (みか)
小柴由梨の友人で、株式会社秀英商会に勤める若い女性。前髪を右寄りの位置で分けて全開にし、肩につかない長さのボブヘアをしている。田辺との一件で傷心している由梨を気にかけ、何かと世話を焼いている。東城一哉に好印象を抱いており、由梨の次の交際相手として勧める。
愛里 (あいり)
小柴由梨の友人。右目の下のほくろが特徴の女性。東京で暮らしていたが、お見合いのために戻ってきた。由梨とは中学時代からの付き合いで、光石が地元に戻ってきていることを教える。見合い結婚であれば裏切られないと考えている由梨に、それは誤りであると釘を刺す。