概要・あらすじ
2月15日の夜、朝日ヶ丘で発生した停電の際、主人公の女性達に起こった出来事を描いた作品。『縞柄ローソク』『雪ふる街に大ジャンプ』『マジカル・ミステリーとなりの男』『天使の国まで舞い上がる』の4作からなっている。
登場人物・キャラクター
大熊 笹絵 (おおくま ささえ)
女子高校生。四川に告白をするがはぐらかされてしまい、バレンタインのチョコレートを渡せないでいる。
貴真子 (きまこ)
医者になるのが夢。勉強はがんばっているものの、あまり結果は出ていない。
葉名奈 (ばなな)
春に卒業を控えた短大生の女性。やりたいことが見つからないため、就職活動はしていない。雑誌で見かけた旅のエッセイの公募に応募すべく執筆中。書店でアルバイトをしている。
四川 (しかわ)
男子高校生。大熊笹絵とは中学の頃からの付き合い。笹絵のことは好きだが、関係性を恋愛に定めたくない様子。
果里 (かり)
『天使も夢みるローソク夜』、第2話『雪ふる夜に大ジャンプ』に出てくる女性。自動車学校に通っているが、まったくマスターできず、しかも、恋人の昔の彼女に先を越されて落ち込んでしまい、恋人の出古井にバレンタインのチョコレートを渡せなかった。
ピイーン
『天使も夢みるローソク夜』の第2話『雪ふる夜に大ジャンプ』に登場するキャラクター。B.B.星の宇宙人を自称する。果里と全く同じ姿形をしており、落ち込む果里を宇宙に連れて行こうとする。
一竹 羽雄 (いっちく はねお)
作中で有名校とされる栄高(えいこう)から貴真子のいる学校に転入してくる。頭がよく、何事も深く思考するタイプであることも手伝い、周囲から変人だと思われている。