あらすじ
第1巻
クライアントである神様からデザイン部に、「すっごい高いところの葉っぱを食べられる動物」を作れという依頼が下された。何でも馬ベースのデザインにしてしまうデザイナー土屋は、ペガサスを提案するが、こんなでかい動物が飛べるわけがない、というエンジニア火口の一言で却下されてしまう。結局、苦労の末に生まれたのは、シカをベースに改良した首の長い生き物「キリン」であった。(案件1。ほか、6エピソード収録)
第2巻
火口が何度も無理だと駄目出しをしているにもかかわらず、神様から直々に「馬を何とか飛ばして」というオーダーが来る。それに対しデザイン部では、筋肉モリモリのペガサス改訂版や、筋肉のない軽い骨だけで空を飛ぶ生物、鳥とペガサスを融合させた生物といった案が出るが、次々に没になっていく。そんな中、最終的に採用されたデザインは、いわゆる「コウモリ」であった。(案件10。ほか、6エピソード収録)
登場人物・キャラクター
下田 (しもだ)
新人の天使で、青年のような姿をしている。クライアントである神様とデザイン部の連絡係を任されている。特に専門知識や特殊技能があるわけではなく、デザイナーやエンジニア達の前では、もっぱら驚き役や聞き役を担当している。
土屋 (つちや)
デザイン部の室長を務める天使で、壮年男性のような姿をしている。代表作は馬で、神様からも太鼓判を押されたほどの大ヒット作となった。しかしその後は、どんな生物でも馬をベースにデザインするようになってしまい、エンジニアの火口からは顰蹙を買い続けている。「ケンタ」という孫がいる。
火口 (ひぐち)
エンジニアを務める天使で、若い女性のような姿をしている。デザイナー達のアイデアから生み出された理論上の生物が、物理的および生理学的、あるいはそのほかの条件のもとで生存可能であるかどうかを、実際に創って検証する役回りを担っている。デザイナー達の奔放過ぎる、あるいはこだわりの強いアイデアに振り回される事が多い。
集団・組織
デザイン部 (でざいんぶ)
神様からの無茶振りを受けて、さまざまなアイデアを出し合うデザイナー集団。全員が天使であるが、一癖も二癖もある変人揃いでもある。室長の土屋は馬、木村は牛、水島は蛇、金森は鳥、冥土は毒カエル、海原はカンガルーが、これまでの代表作となっている。
クレジット
書誌情報
天地創造デザイン部 8巻 講談社〈モーニング KC〉
第1巻
(2017-11-22発行、 978-4065104613)
第2巻
(2018-06-22発行、 978-4065117125)
第3巻
(2019-01-23発行、 978-4065146736)
第4巻
(2019-08-23発行、 978-4065168851)
第5巻
(2020-04-23発行、 978-4065190807)
第6巻
(2021-01-21発行、 978-4065218556)
第7巻
(2021-10-21発行、 978-4065246405)
第8巻
(2022-07-22発行、 978-4065284681)