概要・あらすじ
童貞でロリコン、うだつの上がらない30歳の独身サラリーマンがある日、突如として自分が女子小学生の姿になっていることに気付く。今の自分は何者なのか、はたしてもとに戻ることはできるのか、といった悩みを抱きつつも、彼は「夢川るる」と呼ばれる女子小学生としての生活に満足し始める。しかし、転校生として現れた鳴瀬リコッタという少女の不思議な力により、彼とリコッタの魂と身体は、それぞれ入れ替わってしまう。
るるの身体を取り戻すため、彼とリコッタの夢術を駆使した戦いが始まる。
登場人物・キャラクター
夢川 るる (ゆめかわ るる)
小学生の少女・夢川るるの姿と、童貞でロリコンの30歳の男性の魂を持った存在。コロコからは「ご主人タマ」、その正体を知っている鳴瀬リコッタからは「童貞」と呼ばれている。普通の小学生であったるるが交通事故に遭って死に瀕した時、コロコがるるの命を救うため、強制的に男性と融合させたことにより生まれた。本物のるるの精神は、身体の内部で眠っている状態にある。 なお、夢力が尽きると、その肉体が30歳男性のものに変容してしまうため、るるの姿でいるためには常時夢力を補充し続けなければならない。
りり
小学生の少女。夢川るるとは友人でクラスメイトでもある。小学生にしてはませている。自分の女子力のなさについて悩んでおり、セクシーな下着を着てみたり、自宅で自己流のセクシーポーズに挑戦したりしている。兄がいて、着替えの最中によく部屋に入ってくることがある。
のの
小学生の少女。夢川るるとは友人でクラスメイトでもある。おっとりしていて少々気の弱い性格。友人のるるやりりと比べて自分の胸があまり大きくない、ということに悩んでいるなど、性的なことに興味津々なお年頃。
コロコ
犬のような姿をした妖精。不思議な能力を使うことができ、30歳の男性であった主人公を夢川るると融合させた張本人。夢力の結晶である「妖精の涙(ティアーズ)」という宝石から得たエネルギーで動いている。謎の組織に追われており、命を狙われている。
夢川 奈々 (ゆめかわ なな)
夢川るるの姉にあたる高校1年生の女子。異常なまでのシスコン。るるのスリーサイズの変化を0.1ミリ単位で把握していたり、授業中にもスナイパーライフル用のスコープでるるを盗み見るといった具合に、極めて執拗な執着を見せる。
鳴瀬 リコッタ (なるせ りこった)
夢川るるの学校に転校して来た、金髪碧眼の小学生の少女。るると同じく、別人が肉体を乗っ取って支配している状態にある。もともとの少女自身の精神がどのような状態に置かれているのかは不明。「白翼の天使(シロハネ)」という「夢装」を使って、触れたものに、空を飛ぶための羽を生やす能力を持っている。
穂乃 (ほの)
小学生ながら、メイドとして鳴瀬リコッタに仕えている少女。リコッタからは「ダメメイド」「くされビッチ」などと呼ばれ、日々お仕置きと称してはいじめられている。実は穂乃自身も重度のマゾヒストであるため、それを心から望んでおり、お仕置きが手ぬるい時には不満げな顔をする。
モロモ
コロコと同じく、犬のような姿をした妖精。ただしコロコとは模様などの外見が異なる。鳴瀬リコッタといつも一緒におり、その秘密に関わっている。モロモ自身が何者なのかは不明だが、コロコよりは立場が下位であり、コロコのことを「様」付けで呼ぶ。
その他キーワード
夢力 (むりょく)
「人が夢や憧れを抱く時に生まれる未知の力」とされているもの。具体的には、「美少女の穿いているパンツ」に宿っており、穿いているパンツを脱がせることでしか夢力を集めることはできない。コロコはこれを使って奇跡を起こすことが可能で、また夢術を使う時のエネルギー源にもなる。
夢術 (むじゅつ)
美少女のパンツを使って奇跡を起こす術。「式夢術(しきむじゅつ)」と「夢装(むそう)」の2系統に分かれる。「式夢術」は、術式を刻んだ式紙(カード)に夢力を流せば、誰でも使うことができる。夢装は、夢川るるや鳴瀬リコッタといった「選ばれし30歳童貞(サーティー・チルドレン)」にしか使うことができない。