概要・あらすじ
2021年、横浜。私立探偵の櫛灘遊霧のもとに浮気調査の依頼が舞い込む。依頼人は丸池晴人という中年男性。よくある依頼ではあるが、一点だけ不審な点があった。それは「依頼を受けている間は誰にも会わず、妻の尾行以外は事務所に籠もって外に出ないでほしい」というものだった。それから数日が経ち、依頼を忠実に遂行していた櫛灘はあることに気づく。丸池の妻が歩いた跡を地図上に描くと、「ファンカンの発動陣」という魔法陣の形になるのだ。魔法陣が描き終わる最終地点で、丸池は櫛灘を待ち受けていた。丸池の正体は、二次元世界からの侵略者、インベーダーだった。丸池は、櫛灘を「筆」として魔法陣を描き、二次元世界の「ゲート」を開こうとしていたのだ。櫛灘が魔法陣の完成を拒否すると、丸池は怪物に変身。力ずくで櫛灘を従わせようとする。するとそこへ鏡京太郎という青年が出現。彼は二次元人の父と三次元人の母の間に生まれたミラーマンであった。京太郎の攻撃により丸池は倒れるが、魔法陣の完成を阻止することはできなかった。二次元世界に封印されていたインベーダーたちは、スマホをゲートとして三次元世界に出現。京太郎たちの近くに出現したインベーダーは、人間の身体を取り込んで巨大化し、街を破壊しはじめた。巨大化したインベーダーに対抗するため、京太郎は櫛灘と合体。巨大ヒーロー・ミラーマンに変身する。
登場人物・キャラクター
櫛灘 遊霧 (くしなだ あすむ)
横浜の私立探偵の男性。黒髪のソフトアフロが特徴。拳で事件を解決するハードボイルドを目指しているが、運動神経が悪く、ケンカも弱い。一方で、推理力には優れている。二次元世界からの侵略者、インベーダー絡みの事件で、鏡京太郎や御手洗先生と知り合う。京太郎と合体することで、巨大ヒーロー・ミラーマンに変身する。
鏡 京太郎 (かがみ きょうたろう)
二次元人の父と三次元人の母の間に生まれた青年。現在両親はおらず、御手洗先生という女性が親代わりを務める。金髪のツーブロックが特徴で、いつもスーツを着用している。性格は少々軽薄だが、ずば抜けた運動能力を持つ。ミラーマンに変身することで、鏡や光を反射するものを利用して瞬間移動、様々な特殊攻撃が可能。単体では等身大だが、櫛灘遊霧と合体することで、巨大なミラーマンになれる。保護者である御手洗先生を異常に怖れている。
御手洗 (みたらい)
おかっぱにメガネが特徴の女性学者。鏡京太郎の母、優子の親友であり、今は京太郎の親代わり。25年前、父や優子らが命をかけてインベーダーの侵略を阻止したことを知る人物。京太郎を鍛え上げ、優子の仇(かたき)を討ちたいと考えている。
クレジット
- 原作
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円谷プロ