概要・あらすじ
1970年代の冷戦時、東側諸国に囲まれた小王国「ハイドランカ」でクーデターが発生。国王は三人の娘を助けるため、国外へ逃げるよう指示をする。しっかり者の長女イレーネ、内気な性格の次女ユディタ、まだ幼く無邪気な三女ニーカ。そして姫に仕える従者の少年カレル。四人は追っ手を振り切って、隣国ハンガリーにいる親戚ベルタランの元へ向かった。
彼の元には裏切り者のハイドランカの兵士がすでに待ち構えており、彼女たちは両親が射殺されたことを知らされる。ニーカが泣き叫ぶとその場にいた兵士たちは頭痛に襲われ、その隙にイレーネたちは逃げ出した。両親殺害の罪まで着せられてしまった彼女たちは、鉄のカーテンを破り、オーストリアを目指す。