概要・あらすじ
宇宙の辺境にあるS-1星からパルサバーンで飛来した主人公のマリン・レイガンは、パトロール中のジャック・オリバーによって保護される。しかし、待っていたのは捕虜としての尋問だった。
そんな中、アルデバロン軍の地球侵略作戦が開始され、地球はピンチに陥る。対抗するためにパルサバーンを改造してバルディオスを完成させるが、未だマリン・レイガンを見る目は冷たい。
登場人物・キャラクター
マリン・レイガン (まりんれいがん)
S-1星出身の20歳の青年で、地球ではブルーフィクサーの1員。父を殺したゼオ・ガットラーを追って地球に飛来する。自分の乗ってきた亜空間戦闘機パルサバーンを地球の技術で改造、地球製のメカと合体することで完成するロボット、バルディオスのパイロットとなり、地球侵略を開始したアルデバロンの軍勢と戦うことを決意する。 当初から地球人にスパイ呼ばわりされ、同朋であるS-1星人からは裏切り者とののしられるなど、孤独な戦いを強いられる。 仲間であるブルーフィクサーのメンバーからもスパイ呼ばわりされて衝突を繰り返すが、自身の行動により、共に戦う仲間として信頼を得ていく。
ジェミー・星野 (じぇみーほしの)
ブルーフィクサーの1員。優しく穏やか18歳の少女で、孤立しがちなマリン・レイガンを精神的に支えている。ブルーフィクサーではエラ・クィンシュタインの助手的な役割を務めているが、緊急時にはバルディプライズを操縦するなど、かなりの能力を見せる。
ジャック・オリバー (じゃっくおりばー)
ブルーフィクサーの1員。金髪のアフロが特徴的な22歳の青年で、バルディプライズを操縦する。かなりの皮肉屋で、マリン・レイガンには当初から疑惑の目を向けて衝突を繰り返したが、マリン・レイガンの戦う姿勢に共感し、徐々に信頼していく。
北斗雷太 (ほくとらいた)
ブルーフィクサーの1員。武道の達人で筋骨隆々の身体が特徴的な青年。キャタレンジャーのパイロットとして活躍する。ジャック・オリバー以上にマリン・レイガンを信用せず、口だけでなく激しいケンカに発展するほど憎悪を向けていた。
エラ・クィンシュタイン (えらくぃんしゅたいん)
ブルーフィクサーの科学開発局長で、普段は周囲から「博士」と呼ばれている女性。冷静沈着で優雅で物静かな女性ながら、その技術力は地球上でも類を見ないほど高く、異星人のメカであるパルサバーンを解析するだけでなく、短期間で改造してバルディオスを完成させている。
月影剛士 (つきかげたけし)
ブルーフィクサーの司令官で日本出身。常に冷静沈着に物事を判断する。その一方で、できるだけ戦闘は避けるべきという理想主義者であり、理想と現実の間で思い悩むことも多い。 そのため、判断のミスを犯したことが何回かある。
ゼオ・ガットラー (ぜおがっとらー)
かつてマリン・レイガンの父を殺害した張本人。アルデバロン軍の総統で、地球侵略を指揮する総責任者でもある。1日も早くS-1星からの移民を始めるため、非情で苛烈な作戦を立案、実行する。 力こそ正義と信じているため、かなり強引な攻撃も厭わない。
ローザ・アフロディア (ろーざあふろでぃあ)
ゼオ・ガットラーの腹心であるアルデバロン軍の最高司令長官。常に最前線に出撃し、全軍の指揮を執っている。女性であるが故に現在のポストを実力以外の手段で手に入れたと周囲から噂されており、その噂を払拭するため、必死に軍務を遂行している。
バルディオス
パルサバーン、バルディプライズ、キャタレンジャーの3機が変形、合体して完成するロボットで、メイン操縦者はマリン・レイガン。絶大なパワーはもちろん、大気圏内ではマッハ25、宇宙空間では光速の30パーセントでの飛行が可能で、時間制限はあるものの亜空間での滞在も可能である。 主な武器はパルサーベル、亜空間ビーム、ショルダーキャノン、バルディカッターなど多数。
クレジット
- 原作
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葦プロダクション
- 監督
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広川和之
- 作画監督
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田中保
- 音楽
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羽田健太郎