概要・あらすじ
東京都世田谷区の高級住宅街にある邸宅。そこへアラファト家政婦派出協会から紹介された越後屋波多利郎(おパタ)がやってくる。おパタは、呉服商を営んでいた父の不動産投資の失敗による借金100億円を返済するために、家政婦ならぬ家政夫として働いていた。忙しく働くなか、おパタは派遣された家庭で思わぬ収入を得たことで、守銭奴として覚醒する。
家政夫としての天才的手腕、お金を儲けるための豊富な知恵を駆使して、彼は家庭の中の人間関係に関する問題を鮮やかに解決していく。
登場人物・キャラクター
越後屋 波多利郎 (えちごや ぱたりろ)
アラファト家政婦派出協会から派遣された少年家政夫。自称「10歳の美少年」ながら、18歳とされた偽物の身分証明書を持って現われる。割烹着に身を包み、家政夫として問題を持つ家庭を転々としていく。お金に対する執着心は強く、そのための頭の回転は非常に早いが、本来の家事の仕事でも天才的能力を発揮する。「おパタ」は派遣先の家庭で本人が名乗っている呼び名。
おクマ
アラファト家政婦派出協会所属のベテラン家政婦。髭の剃り跡が濃いところから男性かと思わせるところもあるが、れっきとした女性。普段は越後屋波多利郎(おパタ)と別の派遣先で家政婦の仕事をしているが、アラファト家政婦派出協会の一室では、他の家政婦と一緒に世間話をすることも多い。おパタに派遣先を紹介することもある。
集団・組織
アラファト家政婦派出協会 (あらふぁとかせいふはしゅつきょうかい)
越後屋波多利郎(おパタ)が所属する家政婦派遣の組織で、「アソシエーション・オブ・ランダムアクセス・ファイティング・トルネード(あらゆる状況下において竜巻のように戦う機能集団)」の頭の文字を取って「アラファト」としている。東京を中心に家政婦派遣の活動を行っている地域限定の協会。おパタはこの組織の会長と知り合いだったことから、偽物の身分証明書を作ってもらい、仕事をしている。
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