なんくる姉さん

埼玉県入間市を舞台に、沖縄のスローライフを展開していく不思議な日常ストーリー。各話タイトルには沖縄の方言が使われている。『ヤングマガジンサード』2016年第3号から連載の作品。

正式名称
なんくる姉さん
ふりがな
なんくるねえさん
漫画
原作
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
ヤンマガKCスペシャル(講談社)
関連商品
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あらすじ

第1巻

周囲の目を気にしすぎてしまう青年・木西一茶は、街中でなんくる姉さんに出会った。彼女は携帯電話の画面がヒビだらけになっていても、カレーうどんを食べて白いワンピースにひどい汚れがついても「なんくるないさー」で済ませてしまう奔放な人だった。(エピソード「なんくる姉さん」)

一茶が住んでいるアパートが取り壊しのため強制退去となった。そこで妹の木西輝夜と新居を探すが、二人の性格が災いしてよい物件が見つかる事はなかった。途方に暮れていると、なんくる姉さんが現れてなだそう荘への入居を勧める。(エピソード「お引越シーサー」)

一茶は、大学の課題で出された絵がほかの作品と似ている事を恐れて提出できずにいた。悩みながら帰宅すると、なだそう荘に住むほかの住人達と知り合う事になる。(エピソード「君の瞳にめんそーれー」)

一茶の持っていた服をすべて五神多英がアレンジしたせいで着られなくなってしまった。新しい服を買いに行こうとするが、そもそもお金がない事に気づいた一茶はアルバイトを探す事になった。しかし、彼が出会うアルバイトは怪しいものばかりだった。(エピソード「働かざるものゆいまーるー」)

なんくる姉さんの素性を知らない事に疑問を持った一茶達は、彼女の正体を探るため尾行を開始する。すると、なんくる姉さんは怪しい雰囲気が漂う部屋へとたどり着く。(エピソード「つまずいたっていいじゃないか、ちゅらさんだもの」)

夏休みが始まり、出会いのない大学生活に不満をもらしていた一茶は、なんくる姉さんのもとへ向かう。すると彼女は、銛を携えて海に行くと言う。一茶はなんくる姉さんに着いていく事にする。(エピソード「シンジームヌは救われる」)

第2巻

なんくる姉さんは、千葉県の海を訪れた。だが、木西一茶はそこが沖縄だと信じて疑わない。そして一茶は、そのまま海の家でアルバイトをする事になる。(エピソード「言わぬがファナ」)

世間で大流行しているアプリゲームに勤しむ一茶だったが、歩きながらのプレイが災いして野庭夏から防犯用のペイントボールをぶつけられてしまう。汚れた状態でなんくる姉さんに出会った一茶は、なぜかそのまま車に乗せられてしまう。(エピソード「俺はコイツと旅カイイチュン」)

なんくる姉さんの好みのタイプがチューバーと知った一茶は、ユーチューバーを目指す事にした。だが、チューバーとは沖縄の言葉で「丈夫な人」という意味であった。(エピソード「管理人さん、しちやんどー」)

木西輝夜が投稿した動画がきっかけで、イルマオモテヤマネコが世間で話題になった。しかし、イルマオモテヤマネコはなかなかその姿を現さず、一茶達は探索を始める。(エピソード「我が輩はヤママヤーである」)

輝夜の学校では文化祭が行われていた。輝夜の所属するコスト部ではどこかで見たような作品を二番煎じにした劇を披露するがまったく受けなかった。ほかの部活を見学に行くも、同じように二番煎じの出し物ばかりであった。(エピソード「大山鳴動してえんちゅ1匹」)

一茶の首に謎のアザができていた。それを悪いように解釈し、自分の余命が短いと勘違いした一茶は、終活を始める。それを見た輝夜は、就活と勘違いして一茶を応援する。(エピソード「地獄の沙汰もしぐとぅ次第」)

一茶は突然なんくる姉さんに誘われてアルバイトに連れ出される事となった。一茶はそれをデートだと勘違いしたまま、業務をこなしていく。(エピソード「うむやー同士は泣いても連れる」)

第3巻

木西一茶なんくる姉さんにお弁当を作ってもらったが、そのお弁当はキャラクターを模したものであった。それを見た一茶は、なんくる姉さんには子供がいるのではないかと疑い始める。(エピソード「手を合わせてくわっちーさびら」)

一茶はなだそう荘の敷地内で犯罪や事件、事故が起きないという事実に疑問を抱いた。調査を始めた一茶は、なんくる姉さんの笑顔を守るため、なだそう荘に密かに自警団が結成されている事を知る。(エピソード「ふぃーわどぅ宝」)

一茶は一方的な思い込みで、なんくる姉さんとは結婚間近だと信じ込んでいた。勝手な妄想を膨らませて思い悩んだ一茶は、ネットやラジオの相談所に相談する。(エピソード「かふーくは歩いてこない」)

なんくる姉さんから軽井沢へ行こうと誘われた一茶は、結婚式の下見だと思い込んで準備を始めた。しかし、軽井沢の雰囲気に合った服装を探す事に苦労してしまう。(エピソード「軽井沢のジントー」)

木西輝夜はお金を稼ごうと、木の上にカフェを作る事を一茶に提案する。周囲の人の協力を得て建物は完成したが、怪しい活動家に建物を占拠されてしまう。(エピソード「キーヌカーギの喫茶店」)

一茶は自分が無趣味である事に気づき、趣味探しをする事にした。周囲の意見を聞いていく一茶だったが、しっくり来るものがなく、悪趣味に走ってしまう。(エピソード「趣味はフーサン」)

一茶の描いた絵を高額で売ろうと企む輝夜は、ネットを使って自作自演の宣伝を始める。そんな中、なんくる姉さんがきっかけで一茶の絵が高額で取引されるようになるが、輝夜はさらに高値で売ろうと画策する。(エピソード「イィーを描けど踊らず」)

登場人物・キャラクター

木西 一茶 (きにし いっさ)

一本芸術大学の美術学科に通う青年。黒髪で目立たない服装をしている。他人に嫌われないように周囲の目をつねに気にするネガティブな性格。街中でなんくる姉さんと出会った時に、自分とはまったく違う思考の持ち主である事に興味を抱き、ストーキングに近い行動を取っていた。妹の木西輝夜とアパートで二人暮らしをしていたが、取り壊しにより退去しなければいけなくなる。 そんな中、なんくる姉さんからの紹介でなだそう荘へと引っ越す事になる。なんくる姉さんとの距離が近くなった事で恋心を開花させていく。思い込みが激しい一面もあり、特になんくる姉さんが発する言葉を自分にいいように解釈する事が多い。

木西 輝夜 (きにし てるよ)

木西一茶の妹である女子高校生。茶髪のショートカットにしている。学校ではコスト部の部長を務めており、初代部長を尊敬している。つねにコストパフォーマンスを気にして生活しているため、必要以上に物を持たず、普段着も学校の制服を着て、1円でも安く買い物をする事に命がけになっている。コストパフォーマンスがいいものに対しては、見境がなくなってしまう事もある。

なんくる姉さん (なんくるねえさん)

年齢や素性が不明の女性。褐色の肌で、美しい長い黒髪を持つ。「なんくるないさー」が口癖で、大体の事はその一言で解決してしまう。のんびりとしたおおらかな性格で、周囲の目を気にせずに生活している。ちなみに肌の色は生来のものではなく、悪天候が続くと色白になる。さまざまな仕事の手伝いをしており、木西一茶を誘う事もよくある。

イルマオモテヤマネコ

なだそう荘にいる野良猫。寸胴短足で丸いフォルムをしている。胴の側面には「イルマ」と読める模様があり、それがネットで話題になった事がある。

野庭 夏 (のにわ なつ)

なだそう荘の「だ7号室」に家族で住む少女。褐色の肌の持ち主。自由な性格ではあるが、時折大人びた発言をする。

五神 多英 (いつかみ たえ)

なだそう荘の「な5号室」に住む男性。長髪に丸メガネをかけている自称芸術家である。制作している作品は、世界中の著名な作品を模倣したものばかりである。

尾十井 翔太郎 (おとい しょうたろう)

なだそう荘の「な10号室」に住む男性。短髪でつねにギターを持っている。自称ミュージシャン。弾く曲はところどころを1音外した著名曲だが、本人はオリジナルソングと言い張っている。

直島 (なおしま)

「なんくるな医者」という施設で診察を行っている男性。施設内は病院のようになっているが、直島自身には医師免許がないため、医療行為は行っていない。時折、なんくる姉さんがナースとして手伝っている。

場所

なだそう荘 (なだそうそう)

埼玉県入間市にある集合住宅。ログハウスのように小さい家屋が立ち並んでいる。もともとは戦時中に進駐軍の居住地として作られていたが、戦後建物ごと土地の持ち主に返還されたため、その家屋を貸し出している。管理人はなんくる姉さんが土地の持ち主より任されているが、居住契約などはいっさい交わしておらず自由に住む事ができている。 土地の持ち主は不明である。敷地内ではなんくるーぶるというオリジナル通貨が存在する。

その他キーワード

コスト部 (こすとぶ)

木西輝夜が通う黄卵高校にある部活動。コストパフォーマンスのよい生き方を追求するクラブであり、つねに物価の動きを見てコストパフォーマンスをいかによくするかを議論している。

なんくるーぶる

なだそう荘内で使用される通貨。なんくる姉さんが紹介するアルバイトなどをするともらう事ができる。なだそう荘内での食事や買い物などに使用する事ができる。

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