小さいノゾミと大きなユメ

小さいノゾミと大きなユメ

ある日突然、小人になってしまった女子高校生の小岩望実は、無職で引きこもりの大久保由芽の部屋でこっそり暮らし始める。しかし、うっかり彼に見つかってしまって以来、望実は由芽の引きこもり状態を解消するため、小さい体で奔走する羽目になる。手のひらサイズの女子高校生と「ひきこもニート」という、規格外の凹凸コンビが繰り広げる日常系サバイバルコメディ。モーニング増刊「月刊モーニングtwo」2019年7号から掲載の作品。

正式名称
小さいノゾミと大きなユメ
ふりがな
ちいさいのぞみとおおきなゆめ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
ひきこもり
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あらすじ

第1巻

春のある日、女子高校生の小岩望実が目を覚ますと、身長12センチほどの小人になってしまっていた。記憶を失った望実が命からがらたどり着いたのは、引きこもりで無職な「ひきこもニート」の大久保由芽が暮らす、ゴミ屋敷状態のアパートの一室だった。望実は、その部屋の汚さに嫌悪感を抱きながらも、住人の由芽に気づかれないようにこっそりと暮らし始める。そして、布団代わりに使うティッシュを手に入れるため、望実は部屋中のゴミをかき分けながら、探検を開始。しかしティッシュは、自分の今の身長と比較すると、ビルの3階に相当するほどの高いチェストの上にあった。ふかふかお布団での安眠を夢見て、望実は大きなスツールを器用に使いながら、チェストの上にのぼっていく。どうにか念願のティッシュを手に入れた望実は、ティッシュをたくさん重ねて角を持ち、落下傘の要領で飛び降りるが、あえなく墜落。クッションの上に落ちたために無傷だったものの、たくさんあったティッシュは散らばり、その一枚が運悪く寝ている由芽の顔の上に乗ってしまう。その違和感でくしゃみをし、目を覚ました由芽は、目の前にいる小さな望実を発見する。

登場人物・キャラクター

小岩 望実 (こいわ のぞみ)

身長12センチの女子高校生で、年齢は16歳。ロングのストレートヘアをツインテールにしている。もともとはふつうの人間で、高尾氷川高校に通う2年生だったが、1週間前に山にある神社の大木の前で目を覚ました時には小さくなっており、それ以前の記憶を失っている。その後、命からがらたどり着いた引きこもりでニートの大久保由芽の部屋で隠れ暮らすことになった。荷物は、「ウィルソン」と名付けられた猫の形のリュックだけ。その中身は化粧品と筆箱、傘、鏡、生徒手帳、タオルとハンカチ、電池切れのスマートフォンだけで、特に今後の生活の役に立つものは入っていない。ただし、体操服があったため、制服と体操服をローテーションしつつ、下着は手洗いしながら身の清潔を保っている。潔癖な一面があるため、ごみ屋敷状態の部屋から使えるものや食べられるものを探すのに難儀している。どうにか発見できた食べ物はスルメやチーズ、ナッツやジャーキーなど酒のつまみにするような乾きものばかりのため、甘いものや米など、食事らしい食事に飢えている。ある時、酔っぱらっている由芽にうっかり姿を見られてしまったため、とっさに酔っぱらった由芽の妄想という体を取り繕って、自分が由芽を更生させるために、由芽の頭の中から生まれた「かわいい小人美少女女子高生」だと言い張り、酔っぱらった由芽の前だけでは姿をさらせるようになった。こうして、引きこもりの由芽を支援しながら、自分も元に戻る術を模索することになる。

大久保 由芽 (おおくぼ ゆめ)

東京郊外に一人暮らしをしている女性で、年齢は22歳。会社に勤めていたが、1年前、急に立ち上がれなくなったことがきっかけに引きこもりとなり、仕事を辞めて完全なニートになった「ひきこもニート」。実家の両親はそれを知らないまま、仕送りをし続けているが、仕送りはもともと期限付きの約束だったため、引きこもっていられるのもあと1年ほどで、まっとうな生活を再開させるための猶予は残り少ない状態。また、ゴミを捨てるために外へ行くことすらままならず、部屋は空き缶や食べた物の空き容器、未洗濯の下着などが散乱するゴミ屋敷状態となっている。毎日酒を飲み、ゲームをして寝るだけの生活を続けており、買い物にも行かないため、必要な物はすべてネットで購入し、宅配で受け取っている。だが、宅配便の対応に出るのも困難を極めるため、玄関先にある宅配ボックスに荷物を入れてもらうのが日常。引きこもって1年になる春のある日、小さい女子高校生の小岩望実の姿を見てしまう。最初は驚いて捕まえようとするが、次第になんとかこの引きこもり生活から脱したいと考え、酔った自分の妄想だという望実に人生相談をし始める。怖がりの気弱な性格で、泣き言も多い。いびきが非常にうるさい。

中野 苗 (なかの なえ)

身長10センチくらいの女の子。ポニーテール姿で、ランドセルを背負っている。小岩望実と同じタイミング、同じ場所で小さくなり、それ以前の記憶はない。ボロボロの犬小屋で、ネズミ系の動物「タッピー」と共に暮らしている。タッピーの背中に乗って移動することが多く、近所のアパートで望実が暮らしていることも知っていた。子供扱いされることを嫌がっている風を装っているが、恥ずかしがり屋で素直になれない性格のため、実はまんざらでもない様子。望実と知り合い、二人で小人になったことについて協力して調べることになる。

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