小林さんちのメイドラゴン

小林さんちのメイドラゴン

会社勤めの女性、小林さんは、たまたま出会ったドラゴンのトールになつかれてしまう。ドラゴンたちと人間との価値観のギャップによるドタバタギャグを中心に、種族間の軋轢や各々の悩みを描いている。

正式名称
小林さんちのメイドラゴン
作者
ジャンル
日常
レーベル
アクション・コミックス(双葉社)
巻数
既刊6巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

ある日の朝、小林さんが出社しようと家の扉を開けると、そこにはドラゴンのトールがいた。異世界から逃げて来たトールは、前の晩に小林さんに命を救われたうえ、いっしょに酒を飲んで意気投合。さらには小林さんの専属のメイドとして同居しようと誘われた事からやって来たと言う。酔っぱらっていたため、その記憶がまったない小林さんはトールの受け入れを断ろうとするが、そこで会社に遅刻しそうになっている事に気づく。そこでトールは、背中に小林さんを乗せて会社まで運ぶのだった。こうしてトールは、そのままメイドとして小林さんに雇われる事になる。(第2話「トールと出会い」。ほか、9エピソード収録)

第2巻

小林さんの家に居候をするカンナカムイは、小林さんとトールの計らいで小学校に通う事になった。あこがれの学校で授業を受ける事になったカンナカムイは、次第に周囲の生徒達の注目を集めるようになる。女王様気取りのクラスメイト、才川はこれをよしとせず、カンナカムイに生意気だと食ってかかる。すると、カンナカムイは噓泣きをして才川に罪悪感を覚えさせ、巧みに懐柔する事に成功する。一部始終を見ていたトールは、どうして学校に行きたかったのかと、改めてカンナカムイに問う。(第13話「カンナと学校」。ほか、9エピソード収録)

第3巻

ドラゴンのエルマは、ドラゴンの掟を破ったトールを異世界に連れて帰るため、小林さんの家にやって来た。しかし、エルマと犬猿の仲のトールはこれを断り、エルマを家から追い出す。数日後、エルマは小林さんの会社に入社。最初はなにもできなかったエルマだったが、小林さんのサポートによって仕事のスキルを身につけていく。小林さんがエルマと同じ職場で働いている事に気づいたトールは、エルマに嫉妬して今まで以上に家事に励むが、空回りしてしまう。(第24話「トールと出会い」、第25話「エルマと仕事」、第26話「トールと対抗心」。ほか、7エピソード収録)

第4巻

ドラゴンのイルルは、人間ながらトールエルマを意のままにあやつる小林さんに興味を抱いた。イルルは小林さんを男に変えたりしてその本性を探ろうとするが、敵対するドラゴンの襲撃に遭って瀕死の状態に陥ってしまう。そこを偶然通りかかった小林さんとトールに助けられたイルルは、小林さんの優しさを知り、彼女の家に居候として住みつく。そんなイルルに対しトールは、人間界での暮らし方を指導し始める。(第36話「イルルと小林さん」、第37話「トールとあれ」、第38話「小林さんとイルル」、第39話「トールとおもり」。ほか、5エピソード収録)

第5巻

過去に商店街でひったくりを捕まえた功績があるトールは、町のパトロールをする事になった。そこへ、かつて道にたむろしていたところをトールに懲らしめられた不良達が、仲間を連れて復讐にやって来る。その際、たまたまトールと出会ったエルマファフニールは、とばっちりを受けて彼女と共に不良達に取り囲まれてしまう。(第43話「トールとパトロール」。ほか、8エピソード収録)

第6巻

ある日トールは、カンナカムイやイルルに魔法を教えるため、魔法講座を開いた。その際、トールが書いた魔法式を見た小林さんは、それが小林さんの会社のプログラミングの言語配列と似通っている事に気づく。実は会社のプログラムを作った専務は、魔法使いの血筋であった。小林さんがその共通点について尋ねると、専務はトールがなぜ人間界にやって来たかを話そうとする。小林さんは、それはトール本人の口から聞くとたしなめるが、そこにトールの父親の終焉帝がタイミングよく現れ、経緯を話し始めてしまう。(第56話「トールと魔法」、第57話「トールと昔話(上)」。ほか、8エピソード収録)

第7巻

エルマは、運動不足を解消すると称してトールを呼び出した。そしてエルマはトールに勝負を仕掛け、自分が勝ったらいっしょに異世界に帰るよう求める。全力で戦ってしのぎを削り合う二人の姿に、エルマが本心ではトールとなかよくなりたい事を悟った小林さんは、そんな二人の戦いを静かに見守る。(第64話「エルマとトール」。ほか、9エピソード収録)

登場人物・キャラクター

小林さん (コバヤシサン)

メガネをかけたポニーテールの社会人女性で、「地獄巡商事北千住事務所」で働くシステムエンジニア。ざっくばらんな性格で、思ったことをズバズバ言う。おしゃれには気をつかわず、男性からは男友達のように扱われている。インドア派で、休日は家にいることが多い。普段から冷静で落ち着いているが、心根は優しい。 あまり友人を作ろうとせず、自分のペースを崩さないような生活を送っている。酒乱で、飲むと激しく暴れながらメイド談義を始める。アパートで一人暮らしをしていたところ、酔った勢いでたまたま出会ったドラゴンのトールと意気投合、一緒に住むことになる。胸が小さいのがコンプレックスで、巨乳のトールやケツァルコアトルに嫉妬している。

トール

異世界からやってきたドラゴン。小林さんに会ってからは、人間の姿をとり、メイドとして彼女のもとで働くようになった。人間の姿でも、頭の左右に角が生えている。小林さんを一人の人間として尊敬しつつ、性的にも溺愛しており、彼女の言うことなら何でも聞く。一方で、小林さん以外の人間にはあまり興味を持たず、彼女を困らせる人間に対しては激しい怒りを抱くこともある。 小林さんのためにドラゴンとしての力を用いて無理やり問題を解決しようとして、小林さんにたしなめられている。最初のうちは人間とドラゴンの価値観のギャップに困惑していたが、小林さんと暮らすうちに少しずつ受け入れるようになった。 あるときは自分のしっぽを切って調理し、小林さんに食べさせようとして拒絶された。自分の姿が見つからなくなる「認識阻害」など、48のメイド技を持っている。胸は大きく、時折、小林さんに嫉妬される。

ファフニール

異世界からやってきたドラゴン。非常に陰湿な性格で、人間を殺すなど、物騒なことばかりをすぐに考える。引きこもりで、人に対するコミュニケーションの取り方がうまくない。すっかり人間界に馴染んでいたトールに、人間にかぶれすぎていると指摘するが、トールはそれを認めた。 人間界では執事のような姿をとっている。テレビゲームが好きで、小林さんの友人の滝谷真と意気投合し、彼の家に住んで大山猛を名乗るようになる。

ケツァルコアトル

異世界からやってきたドラゴン。元は神様。世捨て人で、極めてマイペース。人間界では豊満なバストの女性の姿をしている。頭からは二本の角が出ている。ファッションには気をつかわず、普段から露出度の高い服を着ている。いつも笑顔で、人付き合いはいい。かつて酒に酔った勢いで妹を犯したため、神の座を追われて、ドラゴンとして生活するようになった。 最初のうちは異世界から人間界に頻繁に通っていたが、たまたま悪魔召喚実験をしていた少年・翔太の家に入り込み、彼の家に住むことになる。

滝谷 真 (タキヤ マコト)

小林さんの同僚で、友人。普段は一般的な容姿をしているが、メイドについての隠れオタクで、分厚いレンズのメガネをかけて、小林さんと激しくメイド談義をはじめる。一人暮らしだったが、人間界にやってきた男性のドラゴン、ファフニールと意気投合し、一緒に住むようになる。

カンナカムイ

異世界からやってきたドラゴン。人間界では小学生くらいの少女の姿をしている。普段は頭の左右から角が出ているが、隠して人間として完全な擬態ができる。トールを強く慕っており、最初のうちは小林さんを嫌っていたが、次第に仲良くなっていった。あまりしゃべらず、好奇心が強くいたずら好き。 あまりのいたずらに故郷を追われ、トールを頼ってきた。小学校に興味を持ち、トールの力で戸籍を作成してもらい、小林さんの親戚・小林カンナの名前で通うようになった。

エルマ

異世界からやってきたドラゴン。人間界では、額から一本大きな角をはやした女性の姿をしている。とても真面目でカタブツ。自由奔放なトールとは極めて仲が悪い。人間界にやってきたトールに腹をたて、追いかけてきた。食いしん坊で、人間界の食べ物に籠絡され、小林さんにあっという間になついてしまう。 角を隠して擬態し、小林さんの働く会社に就職する。

才川 (サイカワ)

カンナカムイが小林カンナとして小学校に通うようになってからできた友人で、頭に花の髪飾りをつけた少女。家ではメイドのジョージーを雇い、お嬢様と呼ばれているが、実はジョージーは、メイドマニアでコスプレをしている姉。とても気が強く、最初のうちは優秀なカンナカムイを疎ましく思っていたが、接するうちに彼女に対して恋愛に近い感情を持つようになった。

イルル

異世界に住む雌のドラゴン。人間の姿になると、後ろで二つ編みにした赤い髪の幼い女の子の姿になる。破壊を楽しんでいるが、本当は子供が大好きで、子供と楽しく遊びたいと思っている。人間界でトールやエルマに戦いを挑んで敗れ、人間ながらドラゴンである二人といっしょにいる小林さんに興味を持つようになる。のちに小林さんに窮地を救われてからは彼女の魅力に気づき、共に暮らすようになる。

終焉帝 (しゅうえんてい)

トールの父親。異世界で暮らす雄のドラゴン。人間の姿になると、鼻から下が隠れるほどの髭を生やした初老の男性になる。トールが人間界に迷惑をかける事を危惧して異世界に連れ戻そうとするが、小林さんによって追い返されてしまう。しかし、トールを連れ戻す事をあきらめたわけではない。

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書誌情報

小林さんちのメイドラゴン = The maid dragon of Kobayashi-san 既刊6巻 双葉社〈アクション・コミックス〉 連載中

第1巻

(2014年5月発行、 978-4575844054)

第2巻

(2015年2月発行、 978-4575845709)

第3巻

(2015年9月発行、 978-4575846799)

第4巻

(2016年5月12日発行、 978-4575847963)

第5巻

(2016年12月12日発行、 978-4575848946)

第6巻

(2017年7月12日発行、 978-4575850024)

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