巫鎖呱 MISAKO

巫鎖呱 MISAKO

「殺人霊」と呼ばれる人ならぬ存在を捕まえるためやって来た謎の転校生、墓場巫子とその仲間たちの物語。集英社「ミラクルジャンプ」2012年10号から2013年14号にかけて連載された。

正式名称
巫鎖呱 MISAKO
ふりがな
みさこ
作者
ジャンル
お化け・妖怪
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊1巻
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

墓場巫子とクラスメイトのヤスエは、不良少女たちに縄で縛られ絶体絶命の状況にあった。しかし、巫子は焦る素振りも見せず、ヤスエに淡々と昔見た夢の話をする。わけもわからず困惑していたヤスエだが、巫子はいつの間にか拘束をほどいて不良少女たちに接近し、彼女たちの頭に触れると、不良少女たちは次々と傷つき倒れていく。巫子は自分を「夢捕縛人」と名乗り、ヤスエの友人が巻き込まれたある事件と、「殺人霊」という存在について語りだす。

登場人物・キャラクター

墓場 巫子 (はかば みこ)

墓石鎖子、古井戸呱子とともにヤスエの通う中学校に転入してきた少女。趣味は学校をシメることで、転校初日に不良少女たちを打ち負かした。友人の墓石鎖子、古井戸呱子と3人一組で殺人霊を捕まえている。自分のことを「夢捕縛人」とも名乗っており、殺人霊との戦いでは、相手の夢の中に潜り込んで直接対決する役割を担っている。

墓石 鎖子 (ぼせき さこ)

墓場巫子、古井戸呱子とともにヤスエの通う中学校に転入してきた少女。巫子とは反対に冷静でおとなしい性格で、あまり目立とうとはしない。首に星がついたペンダントを付けており、それを用いて殺人霊の位置を知ることができる。また、3人の中で唯一殺人霊に触れることができ、戦いにおいては、隙をついて殺人霊を捕らえ、自分の身体を通じて巫子を殺人霊の夢の中へ通す役割を担っている。

古井戸 呱子 (ふるいど ここ)

墓場巫子、墓石鎖子とともにヤスエの通う中学校に転入してきた少女。殺人霊との戦いの途中にのんびり遅れて現れるなど、マイペースな性格。鞭を携帯しており、殺人霊との戦いではそれを使って巫子とともに相手を攻撃し、鎖子が捕らえるための牽制役を担っている。またボーイズラブが好きで、噂がある男子生徒を見つけると、お金を渡していちゃつくシーンを写真におさめたりしている。

ヤスエ

墓場巫子とともに不良に拘束されていた少女。転校して間もない巫子の突拍子もない行動に、たびたび驚かされている。友人が謎の死を遂げており、その原因は殺人霊が関わったせいだと巫子から聞かされる。

殺人霊 (すぴりちゅあるさぐ)

ヤスエの友人の死に関わった存在。墓石鎖子によると、妖怪とも違う存在で、ひたすら人間を殺し、魂を食うことを目的にしているという。ありそうでない、ちょっとした偶然が積み重なった時に姿を現す。その力に応じて種類分けがされており、中級以上の殺人霊ともなると、言葉をしゃべることができる。

その他キーワード

夢捕縛人(能力) (どりーむきゃっちゃー)

墓場巫子が持っている能力、転じて巫子本人のことを指す。人、動物、そして殺人霊など、夢を見ることのできる存在に触れると、その相手の夢の中に入り込むことができる。ただし、巫子は自分の手で殺人霊に触れることができないため、唯一殺人霊に触れられる墓石鎖子を経由して潜り込む方法を採っている。夢の中の巫子はより強い力を発揮することができ、徒手空拳で殺人霊を圧倒することができる。

書誌情報

巫鎖呱 MISAKO 1巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉

第1巻

(2013-06-19発行、 978-4088797014)

SHARE
EC
Amazon
logo