年甲斐もなく

年甲斐もなく

高橋留美子が一話完結の形式で描いたコメディ短編。主人公・加茂浩太郎の父親・浩之が自分よりも年下の女性・若菜に入れ込み始めるという騒動をきっかけにして、傍目には冷えきって見えた両親の真実が明らかになっていく過程を描く。

正式名称
年甲斐もなく
ふりがな
としがいもなく
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

加茂浩太郎の父親・浩之が交際相手の若菜を家に連れてきた。浩之の3周忌を終えたばかりの67歳の老人で、若菜は28歳。加茂浩太郎若菜のことを金目当ての結婚サギ師ではないかと疑うが、浩之さんはただのお友だちで結婚は考えていないと若菜は否定する。加茂浩太郎が胸をなで下ろしたのもつかの間、浩之はどんどん若菜に貢ぎ始める。

登場人物・キャラクター

加茂 浩太郎

35歳になるサラリーマン。結婚して2年になり、妻の香織は女の子を身ごもっている。当初は賃貸マンションに新居を構える予定だったが、母親の急死により、父である浩之と妻・香織の3人で加茂家実家に同居することになった。母親の通夜の席で、「あんたができたから仕方なく結婚した」という母親の冗談が、真実であったと判明し、衝撃を受ける。 若菜のことは金目当ての結婚サギ師ではないかと疑っている。

浩之

67歳になる加茂浩太郎の父親。突然の発作により2年前に妻を亡くす。夫婦間の会話はほとんどなく、妻の葬儀では溜息ばかりで涙を見せなかった。妻の3周忌を終えて間もなく、交際相手の若菜を家に連れてくる。

浩之の妻。突然の発作により2年前に死亡した。若いころ婚約者に逃げられ、会社の同僚だった浩之と酒の勢いでホテルに行って加茂浩太郎を妊娠、仕方なく浩之と結婚した。

若菜

浩之と同じスポーツジムに通う28歳の女性。浩之妻の3周忌を終えて間もなく、加茂家に出入りするようになる。「お友だちとして近くにいてあげたいだけで浩之さんと結婚する気はない」と加茂浩太郎に語るが、誕生石と偽ってダイヤの指輪を浩之からもらうなどの行動をとる。

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