オバケのQ太郎

オバケのQ太郎

オバケのQ太郎と親友大原正太を中心に、彼らの隣人やオバケたちが繰り広げる友情や騒動を描いた、1話完結型のギャグ漫画。本作の制作はスタジオ・ゼロ雑誌部が担当しており、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、つのだじろうの絵柄が混在しているのが特徴。1960年代に「オバQブーム」と呼ばれる社会現象を起こすまでの人気作品となる。この時のエピソードは短編『スタジオボロ物語』として漫画化されている。その後、1971年に『新オバケのQ太郎』が連載、1973年には、登場人物の大人になった姿を描いた短編『劇画・オバQ』が発表されている。

あらすじ

1巻(Qちゃん誕生~わが家をつくろう~オバ子がいたよ~なくなQちゃん)

ある日、大原正太(正ちゃん)が忍者ごっこをして友人のユウちゃんたちと遊んでいると、大きな卵が落ちているのを発見する。キュウキュウキュウと音がしてくるので、割ってみると、あくびをしながら卵から生まれたのはオバケのQ太郎だった。たちまち二人は仲良くなり、Q太郎は正ちゃんの家に居候することになるのだったが、常識外れな行動に、大飯喰らいと、トラブルの連続。正ちゃんのパパママもてんてこまい。

Q太郎はまだ大原家の一員として認められていない居候オバケで、迷惑な存在だった。丸メガネをかけた 正ちゃんのパパも、当初はお茶目というよりも気難しそう。Qちゃんはわが家(部屋)として庭の木の巣箱から続く地下室をモグラさんの協力を得て自作する。 カラーテレビに冷蔵庫、クーラーに電話、マンガにお菓子も完備。しかも映画館のただ観ができ、 天然温泉から徒歩0秒という誰もが夢に見るような部屋だった。 

 正ちゃんの林間学校にQ太郎が女装してオバ子になり、ついて行く。生足や水着姿を披露するオバ子。 正ちゃんの友だちとオバ子との出会いが夏の日の幻として甘酸っぱく描かれる。

Q太郎が自分には 家族が居ないことを寂しがり、ないている。 それを見て可哀そうと思った正ちゃんやパパ、ママ、そして伸一兄さんたちが一生懸命オバケの家族を演じてくれる。初めは騙されていた Q太郎だったが、あることがきっかけで真相を知ってしまう。

2巻(魔球でやったるで~スマートになろう)

少年野球チームのピッチャーをしている正ちゃん。試合を始めようとするが1人集合時間に遅れ人数が足らない。しかたなく全く野球のルールを知らないQ太郎を出場させる。ところがなぜかQ太郎のところにばかり打球が飛び、大失点。

そこへ遅れていたチームメイトがやってきた。お役御免になったQ太郎だが、消える能力を使い試合を大混乱させていく。

突然襲った大きな揺れに家の 外へ飛び出す大原家の面々。この地震の正体はQ太郎の美容体操だった。 よっちゃんたちに太っていると言われたことを気にしていた。正ちゃんは

熱い風呂に入れば体重を減らせるかもとアドバイス。

Q太郎はやってみるが効果が無い。奇想天外なダイエット方法を思いつき次々と試し始めるQ太郎。

 

3巻~

さらにP子にドロンパなどの新しいオバケや、おかしな隣人も次々現れ、Q太郎と正ちゃんの周りでは毎日ドタバタ騒ぎが巻き起こるのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

大原正太(正ちゃん)が発見した卵から生まれたオバケ。すぐに正ちゃんと仲良くなり、そののまま彼の家に居候することになる。真っ白い寸胴型の体に、大きな目とたらこ唇、頭に生えた3本の毛が特徴。生まれた時の身... 関連ページ:Q太郎

大原 正太

小学生の平凡な男の子。友人と忍者ごっこをしている最中Q太郎の卵を拾う。彼が生まれる手助けをしたことから縁を持ってしまい、家族を説得してQ太郎を自分の家に居候させる。以降Q太郎とは親友になり、よく行動を共にしてはトラブルに巻き込まれている。

『オバケのQ太郎』に登場するキャラクター。神成さんの家に居候している、アメリカのテキサス州出身のオバケ。への字口とお腹の2本線、星マークが特徴。自信過剰で口が悪いが、女性に対しては非常に紳士的な態度を... 関連ページ:ドロンパ

Q太郎の妹のオバケ。オバケの国から人間世界に留学に来ており、ユカリの家に居候している。1頭身の体にスカート、頭の1本毛にリボンを着けているのが特徴。オバケの国で生まれ育ったため、兄Q太郎よりも化けるの... 関連ページ:P子

U子

『オバケのQ太郎』に登場するキャラクター。人間の世界に憧れてやって来たオバケの女の子。Q太郎のおかげでよっちゃんの家に居候できることになる。レオタード型の服、リボンを付けたオサゲ髪が特徴。大雑把で、家事が苦手。性格はやや乱暴で、Q太郎よりも男らしい行動をすることも。柔道を習っており、かなりの腕前。

よっちゃん

大原正太のクラスメイトの女の子。美人で成績優秀、男の子たちの憧れの的。Q太郎が自分の替わりにU子を大原家に住まわせようとした事に感心し、U子を自分の家に引き取る。

ゴジラ

大原正太のクラスメイト。体が大きく、乱暴な性格のガキ大将。いつも野球帽をかぶっている。木佐や数人の子分とよく行動を共にしている。

ハカセ

大原正太のクラスメイトの男の子。裾と袖を引きずって歩くぐらいダブダブの学生服と、若ハゲ、眼鏡が特徴。非常に頭が良く、大原正太を含む仲間内の頭脳的存在。躾に厳しいおじいさんがいる。

木佐

大原正太のクラスメイトの男の子。坊ちゃん刈りに眼鏡、蝶ネクタイが特徴。家が裕福で、そのことを鼻に掛けた言動が多い。面倒な事はお金で何とかしようとするタイプでもある。

大原 伸一

大原正太の兄。中学生で正ちゃんよりも背が大きく、眼鏡をかけている。オーディオ趣味があり、ステレオセットやテープレコーダー、たくさんのレコードを持っている。

神成さん

大原正太の家の隣に住んでいる初老の男性。和服に眼鏡、ちょび髭が特徴。彼の家にはドロンパが居候している。躾に厳しく、いつも機嫌の悪そうな顔をしているが、ドロンパに対しては甘い部分がある。『ドラえもん』にも登場している。

正ちゃんのパパ

大原正太の父。眼鏡にチョビヒゲが特徴。サラリーマンで、会社では課長。休日には家族連れ立ってハイキング等にも出掛ける良い父親。

正ちゃんのママ

大原正太の母親。美人でしつけにちょっと厳しい、一般的な専業主婦。大食いのQ太郎のおかげで家計が心配。

小池さん

もじゃもじゃ頭に眼鏡が特徴で、登場時にはいつもラーメンを食べている。勤務先はアニメ制作スタジオ「スタジオ・ボロ」。『ドラえもん』他、多数の藤子作品に登場するお馴染みのキャラクターだが、『オバケのQ太郎』では特に登場シーンが多い。藤子・F・不二雄のトキワ荘時代からの仲間・鈴木伸一がモデル。

X蔵

『オバケのQ太郎』に登場するキャラクター。Q太郎の父で、普段はオバケの国に住んでいる。Q太郎に似ているが、ちょび髭を生やし、頭の毛が4本あるのが特徴。望みのものを何でも出せる能力がある。

おZ

『オバケのQ太郎』に登場するキャラクター。Q太郎の母で、普段はオバケの国に住んでいる。ひょうたんのような体形、頭にパーマのかかった毛が2本生えているのが特徴。いつもニコニコしている優しいお母さん。

ユカリ

P子が居候している家の娘。ショートカットの明るい性格の女子高生。好奇心旺盛で、Q太郎やドロンパら他のオバケのことを聞きつけると、ぜひ合わせてほしいとP子に頼む。

青山 ミドリ

神成さんの家に下宿をする若い女性。ショートカットの優しい性格の美人で、大原家に挨拶に来た彼女にQ太郎は一目惚れする。『オバケのQ太郎』が女性誌に連載された時に登場したキャラクターで、彼女が登場するエピソードにはドロンパは登場しない。

Y助

『オバケのQ太郎』に登場するキャラクター。Q太郎の叔父のオバケ。Q太郎に似ているが、鼻とヒゲがある。100年ぶりに人間界に下り、Q太郎の元を訪れる。珍しいものを見るとつい化けてしまうクセがあり、目撃した人間をビックリさせてしまう。

Q助

『オバケのQ太郎』のキャラクター。Q太郎のおじいさん、姿もQ太郎そっくりのオバケ。万延元年(1860年)に大原正太のひいひいおじいさん大原正右衛門と共に、勝海舟を船将とする軍艦「咸臨丸」でアメリカに渡る。作品中には写真でしか登場しないが、彼の冒険譚をQ太郎が夢の中で体験する。

大原 正右衛門

大原正太のひいひいおじいさんで、正太にそっくりな姿をしている。万延元年(1860年)に、勝海舟の部下の一人として「咸臨丸」という軍艦でアメリカに渡る。その際、Q助を密航させている。しかし、アメリカ到着前に嵐に遭い、Q助共々海に投げ出され、離れ離れになってしまう。

ボロンパ

『オバケのQ太郎』に登場するキャラクター。ドロンパのおじいさんで、姿もドロンパにそっくりなオバケ。1860年のアメリカでQ助、大原正右衛門に出会っており、一緒に写った写真が大原家に残されていた。職業は保安官助手。脱走したナップ・キッドと、それを手助けしてしまったQ助を追跡する。

ナップ・キッド

銀行ギャング。ガンマンスタイルをしており、帽子のつばで斜視を隠している。1860年、ボロンパの勤める保安官事務所の留置場に捕らえられていたが、偶然同房になったQ助を騙して鍵を手に入れ、まんまと脱走に成功する。

エジサン

大原家の近所に住む発明家。ロボットの助手がいる。ろくな発明をしないため、いつも貧乏しており、家賃滞納のために大家から家を追い出されてしまったこともある。

細谷

眼鏡にタラコ唇が特徴のオバさん。他人の家の秘密を嗅ぎ回るのが趣味で、あることないこと噂を振りまいている。そのためついたあだ名が「放送屋」。「フーン、ハーン」が口癖。

ドロンパがアメリカにいたころに居候していた家の子供。金髪に眼鏡をかけた少年。ドロンパと同じくあつかましい部分がある。ドロンパに会うため日本にやってきたが、ド近眼なため、最初Q太郎をドロンパと間違える。... 関連ページ:ジョー

『オバケのQ太郎』に登場する用語。Q太郎、P子、ドロンパ、U子などオバケの総称。空を飛び、壁をすり抜け、姿を消し、人や動物、物に化けることができるのが特徴。犬が苦手であるが、なぜかドロンパだけは平気で... 関連ページ:オバケ族

集団・組織

国際オバケ連合

『オバケのQ太郎』に登場する組織。世界中のオバケが加盟している。事務総長はクニャラ氏。毎年世界各国で「バケ連総会」という会議が催されている。世界100か国の代表が集まり、その年のテーマについて話し合う... 関連ページ:国際オバケ連合

場所

町内

大原正太とその友人たちの家、彼らの遊び場や学校、小池さんの住むアパート等がある。インチキ発明家、覗き趣味の女性、ドケチな家族、ヤクザ等々、変人も多く住んでいるため騒ぎには事欠かない。またこの町には、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石ノ森章太郎らスタジオゼロメンバーの漫画家もよく歩いている。

オバケの国

雲の上にあるオバケたちが住む国。あらゆるものが雲で出来ており、食べ物さえも雲でできている。また、この雲は嘘をつくものには乗ることができず、これに反すると通り抜けて下界へ落ちてしまう。人間にはこの場所は... 関連ページ:オバケの国

アニメ

新オバケのQ太郎

大原正太が竹藪からみつけたタマゴから、オバケのQ太郎が誕生。Q太郎は大原家に居候し、正ちゃんと親友となって、いつも一緒に遊び、おかしな騒動を巻き起こす。 関連ページ:新オバケのQ太郎

オバケのQ太郎(1985年版)

大原正太少年は、ある日不思議なタマゴを発見し、そこからオバケのQ太郎が誕生する。やがてQ太郎は大原正太と親しくなり、大原家に居候することになる。 関連ページ:オバケのQ太郎(1985年版)

SHARE
EC
Amazon
logo