概要・あらすじ
銀河警察の見習いである異星人の女の子カグラザキ=メルとスザク=エミナは、宇宙船の実習中に誤って地球へ墜落してしまう。その場に居合わせた日比野のるまは生粋の女好きで、宇宙船が治るまでの間、彼女たちを自宅に住まわせることにする。そんな彼女たちを中心に、のるまは日々発生するトラブルに巻き込まれることとなる。
登場人物・キャラクター
日比野 のるま (ひびの のるま)
私立狐森学園に通う男子学生で、黒い短髪をしている。身長はカグラザキ=メルよりもやや高い。無類の女好きであり、墜落した宇宙船からメルたちが姿を見せた際も、ためらうことなく口説き始めた。宇宙船が完全に故障したことが判明した後は、メルとスザク=エミナに自分の家に住むように勧めた。当初は2人にモーションをかけていたが、2人とも怪力の持ち主だとわかると口説くことはなくなった。 意外にフェミニストなところがあり、2人がピンチに陥ると身を挺して守ることもある。迦楼羅と出会った後、夫の証となる「皇帝の玉」を埋め込まれ不死身の身体を手に入れることとなる。
カグラザキ=メル
アルファケンタウリ座プロキシマ星からやって来た異星人の女の子。ピンク色の長髪に緑色の目をしている。日比野のるまと同年齢くらいの外見をしている。宇宙警察の刑事見習い実習中に宇宙船が故障し、地球へ落ちた際に、のるまと出会った。その時事故によってのるまとキスをしてしまってからは、異性として恋愛感情を持つようになるが、普段は攻撃的な態度を取っている。 怪力と強靭な肉体の持ち主で、大型トラックを片手で投げたり、エベレストを自由に駆け回ることもできる。スザク=エミナとは常にコンビで行動をしており、エミナと行動する時には姉のように世話を焼くことが多い。地球に住み始めた後は、のるまと同じ私立狐森学園に転入する。
スザク=エミナ
アルファケンタウリ座プロキシマ星からやって来た異星人の女の子。黄緑色の髪と、薄緑の目をしている。カグラザキ=メルとともに宇宙警察の刑事見習い実習を行っている。とぼけた発言や行動が多く、乗っていた宇宙船がエラーを起こした際には叩いて処置しようとし、それが原因で墜落することになった。勘違いや思い込みが激しく、日比野のるまから「家に来る?」と聞かれた時にはプロポーズをされたと勘違いした挙句、メルと二股をかけているとさらに勘違いを重ねて激怒した。 激怒すると手を付けられなくなるほど暴れ出す。メルと同じく怪力を誇るが、大抵のことはメルが対処するので、その力を披露することはあまりない。地球に住み始めた後は、のるまと同じ私立狐森学園に転入する。
西野 筒美 (にしの つつみ)
私立狐森学園に通う女子生徒で、黒い短髪をしている。男性人気が高いが、日比野のるまには高飛車な態度が受け入れられずあまり好かれていない。財閥の娘でお嬢様口調で話しているが、時おり関西弁が混ざることがある。学園の女王の立場にあったが、カグラザキ=メルとスザク=エミナが転入して来てからはその地位が危ぶまれている。
迦楼羅 (かるら)
ギガント帝国の第一王女。青い髪と目をした、グラマラスな体型の少女。カグラザキ=メルとスザク=エミナとは幼なじみ。地球を侵略するためにやって来たが、メルに返り討ちに遭ってしまう。その後、反撃としてメルに放ったミサイルをすべて受け止めた日比野のるまに一目惚れする。基本的にはワガママで陰険な性格をしており、嘘泣きをして騙したり、隙を突いて攻撃するなど、卑怯な手を用いることが多い。
ライカ
迦楼羅の手下の獣人少女。虎柄の体毛と尻尾を持ち、耳と歯が尖っている。片言でしゃべり、直観的に行動する。攻撃力が高く、さまざまなものを破壊してきたが、日比野のるまだけはなぜか破壊することができず、恐怖を覚えて逃げ出した。ギガント帝国の植民地となったラメトク星の生まれで、支配される際、迦楼羅に火の点け方を教えてもらったことに恩を感じて手下となった。
荒喝魔 (あらかつま)
ギガント帝国の帝国軍総司令。青年男性の見た目をしている。ギガント帝国を乗っ取るために王女である迦楼羅と結婚し、「皇帝の玉」を自身に宿そうと画策していたが、皇帝の玉さえ手に入れれば結婚する気はなかった。迦楼羅自身も荒喝魔のことは嫌っていたため、最終的には力で奪い取ろうとした。
場所
ギガント帝国 (ぎがんとていこく)
宇宙にある帝国で巨大な軍事力を持っている。その力を使って多くの星を侵略しては領地を増やして勢力拡大している。残虐な侵略を続けているため、宇宙警察とも対立しており、常に戦闘状態にある。迦楼羅をはじめとする国民が使用している宇宙船や兵器は、宇宙警察より強力なものである。
その他キーワード
皇帝の玉 (こうていのたま)
ギガント帝国の皇族に代々伝わるもので、持ち主はギガント帝国を治める権利を有するものと認められる。身体に押し付けることで体内に宿り、不死身の身体を持つようになる。本来であれば然るべき場所に保管されていなければいけないが、迦楼羅が持ち出して日比野のるまに埋め込んでしまった。