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バビロンまでは何光年?
道満晴明の代表作のひとつ。地球消滅後の宇宙が舞台。地球最後の生き残りで記憶喪失のバブ、機械生命体のジャンクヒープ、絶対生物の宇宙人、ホッパーの三人組が、バブの記憶と地球滅亡の謎を求めて宇宙を旅する姿を描いたSFコメディ。壮大で荒唐無稽な設定ながら、個性的なキャラクターたちの日常がコミカルで親近感を抱かせる。SF漫画・小説などのオマージュが多いのも特徴。秋田書店「ヤングチャンピオン烈」2017年No.2から2019年No.8まで連載。また、同誌2020年No.12には「描き下ろし特別編」が掲載された。2020年、第51回「星雲賞」コミック部門を受賞。また、第23回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門審査委員会推薦作品に選ばれた。
登場人物・キャラクター
バブ
地球最後の生き残りの青年。おかっぱ頭が特徴。地球が消滅した後、宇宙ポッドでさまよっていたところを、絶対生物の宇宙人、ホッパー、機械生命体のジャンクヒープに拾われる。記憶を失っており、「スポンジバブ」というキャラクターのTシャツを着ていたことから「バブ」と名付けられるが、本当はイングランドのマインヘッド出身のダニエル。日本のアニメやフィギュアを愛するオタク青年だった。最後の地球人となったことから、過度に種族保存本能が働き性欲が強い。オーバーロード人の女性、カレルレンと結ばれる。10年後にカレルレンと再会した際、双子が生まれていたことを知る。ナノマシンによる生体構造手術を受けたことから、時々女性になる。
カレルレン
オーバーロード人の女性。褐色の肌、2本の角、しっぽが特徴。発展途上の星々を巡り、進化を促すボランティアをしている。ヒッチハイクの旅の途中、バブと知り合い結ばれる。バブと離れている間に双子を生んで育てていた。
書誌情報
バビロンまでは何光年?
全1巻
秋田書店〈ヤングチャンピオン烈コミックス〉
第1巻
(2019-09-19発行、
978-4253255752)
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