概要・あらすじ
木村佑太と大塚結依。2人は小学4年生の時、木から落ちてぶつかったことがきっかけで中身が入れ替わってしまう。そのうえ、次の日になってもお互いの中身が元通りになることはなかった。そのまま小学校を卒業し、中学生になった2人は成長という壁にぶつかる。どんどん男の子が“男”になり、女の子が“女”になる時期、お互い不安だらけだったが「いつか姿が元に戻った時に、互いが喜べるような姿になれるように」お互い頑張ると誓い合った。
中身が戻らないまま高校生になった2人は、同じ高校に進学する。
登場人物・キャラクター
木村 佑太 (きむら ゆうた)
小学4年生のときに入れ替わってから見た目は大塚結依。活発な性格で、家族思い。特に弟の面倒見が良く、大塚結依と入れ替わってからも弟の心配をしていた。親友の高岡和馬とは幼稚園のときからの仲。雪が降った日に佑太が降っている雪を食べようとしたときに、冷静に雪の解説されたことがきっかけで仲良くなった。 思ったことをすぐに口に出してしまう性格なため、クラスメイトとケンカになってしまうことも多い。高校生になって隣の席の橘隼人が謹慎になっていることを先生に相談され、ほっとけない性格なため彼の世話を焼いていく。
大塚 結依 (おおつか ゆい)
小学4年生のときに入れ替わってから見た目は木村佑太。真面目でクラスの優等生。家庭が冷め切っており、両親の不仲、娘への無関心ゆえに誰かに見てほしいという願望があった。そのため、いい子ぶってると言われ友達ができなかったが、佑太と入れ替わってからは、友好関係は順調。孤立しているクラス委員の木下広美を昔の自分と重ね合わせ、放っておけなくなり優しく接しているうちに好意を寄せられてしまう。 やがて、高校生になると女の子の恰好をできないことや、周囲から女の子扱いされないことに悩み始める。
高岡 和馬 (たかおか かずま)
木村佑太とは幼稚園のころからの友人。幼稚園生のころに雪を食べようとした佑太に冷静に雪の解説をしたことがきっかけで仲良くなった。幼いころから父親がおらず、いい学校に行き、いい会社に就職して母親に楽させてあげたいと考えていたが、レベルを落として佑太と大塚結依と同じ高校に進学した。 見た目も、頭もよいことから男女共に人気がある。
橘 隼人 (たちばな はやと)
口が悪く、喧嘩っ早い。木村佑太や大塚結依たちが高校生になってから出会った。佑太と同じクラスで隣の席。入学式の日にオレンジ色の髪色をからかわれケンカをし、入学早々謹慎になる。小さいころ両親が離婚し、どちらも引き取らなかったため、父親の弟が引きとると声を上げた。そのため、彼のことはとても尊敬している。