概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ヒイロ
大雪隠れ里で生まれ育った忍者の男性で、驚異的な身体能力を持つ。実業団陸上部コーチの山田一夫にその能力を買われ、ソウル・オリンピックを目指すべく大阪へやってくる。しかしとんでもない破天荒な性格で、陸上競技のみならず、プロ野球やボクシングにも挑戦する。金銭に意地汚い。
山田 一夫 (やまだ かずお)
イマイ食品陸上部コーチ。元100m日本記録保持者。陸上の日本人選手に限界を感じ、気分転換に登山していたところ遭難して大雪隠れ里に迷い込む。そこで驚異的な運動神経を持つ忍者のヒイロと美里に出会い、二人をオリンピック陸上選手に育てるため、大阪へ連れてくる。
美里 (みさと)
大雪隠れ里で生まれ育ったくの一で、優れた身体能力を持つ。実業団陸上部コーチの山田一夫にその能力を買われ、ソウル・オリンピックを目指すべくヒイロと共に大阪へやってくる。陸上競技で頭角を現し、日本選手権では3種目に参加して日本新記録を連発する。
鉄兵衛 (てつべえ)
大雪隠れ里の年配の忍者。ヒイロと美里がオリンピックの陸上選手を目指すために大阪へ来る際、二人の監視役として一緒についてくる。
熊野 隆文 (くまの たかふみ)
100m走の日本新記録を出した男子高校生。丸坊主で強面。食事の時も100mスタート時の反射神経養成の訓練をしている。日本選手権でヒイロのライバルとなる。
火走 兆治 (ひばしり ちょうじ)
男子100m走日本記録保持者の高校一年生男子。ホテルオーナーの息子で金持ち。日本選手権でヒイロのライバルとなる。
カルロス・ルイス
ロサンゼルス・オリンピックで奇跡の4冠を成し遂げたアメリカの黒人陸上選手。決して負けない男として知られる。日本で開催される世界八カ国陸上に出場するために来日し、同大会でヒイロと壮絶な闘いを繰り広げる。実在する陸上選手カール・ルイスがモデル。
ナガシマ
元読買ジャイアンツの名選手。ヒイロの驚異的な身体能力に魅せられて、読買ジャイアンツにスカウトする。入団したヒイロに、永久欠番の背番号3を贈る。読買ジャイアンツの逆転優勝を狙うべく、ヒイロとともに再び試合に出場することにもなった。実在する野球選手長嶋茂雄がモデル。
オウ
読買ジャイアンツの監督。監督就任以来2年優勝を逃し、3年目で最下位となってしまう。救世主としてヒイロが入団するが、まったくの素人であるヒイロに不安を覚える。また、破天荒なヒイロに何かと振り回されることになる。
カボチャマン
突如日本に現れた、カボチャのマスクで顔を隠した謎の人物。マラソン大会、大相撲、空手大会と、次々に飛び入り参戦しすべての試合で優勝を果たす。その後、記者会見で来日理由を世界一のオールマイティーマンといわれるヒイロと勝負して勝つことだと公表し、ヒイロに挑戦を申し入れる。
マイク・タイロン
デビュー以来の戦績は27戦27KO勝ちという、史上最強といわれる世界ヘビー級王者の黒人ボクサー。アメリカのラスベガスで、ヒイロと5ラウンドのエキシビションマッチを行う。実在するボクサーのマイク・タイソンがモデル。
場所
大雪隠れ里 (だいせつかくれざと)
北海道の原生林に存在する忍者の隠れ里。350年前、幕府に追われた忍者たちが隠れ住み、以来、何代にもわたり厳しい掟を守り、誰にも知られることなく続いた里。ヒイロ、美里が生まれ育った。この里に住む忍者たちは江戸時代と同じ生活をしており現代文明を知らなかったが、山田一夫により世間にこの里の存在が確認され、忍者たちも文明を受け入れるようになった。
イマイ食品陸上部 (いまいしょくひんりくじょうぶ)
山田一夫がコーチを務める実業団チーム。大雪隠れ里からやってきたヒイロと美里が所属することになる。本拠地は大阪。
読買ジャイアンツ (よみかいじゃいあんつ)
日本プロ野球界の名門チーム。何年も優勝を逃しピンチに陥っていたところ、八カ国陸上競技大会に出場した後にケガで療養していたヒイロをスカウトする。契約金2億円でヒイロが入団を決めた。
書誌情報
怪人ヒイロ 全19巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉 完結
第1巻
(1985年6月発行、 978-4253044011)
第2巻
(1985年8月発行、 978-4253044028)
第3巻
(1985年10月発行、 978-4253044035)
第4巻
(1985年11月発行、 978-4253044042)
第5巻
(1985年12月発行、 978-4253044059)
第6巻
(1986年2月発行、 978-4253044066)
第7巻
(1986年4月発行、 978-4253044073)
第8巻
(1986年6月発行、 978-4253044080)
第9巻
(1986年発行、 978-4253044097)
第10巻
(1986年10月発行、 978-4253044103)
第11巻
(1986年12月発行、 978-4253044110)
第12巻
(1987年2月発行、 978-4253044127)
第13巻
(1987年4月発行、 978-4253044134)
第14巻
(1987年6月発行、 978-4253044141)
第15巻
(1987年8月発行、 978-4253044158)
第16巻
(1987年10月発行、 978-4253044165)
第17巻
(1987年11月発行、 978-4253044172)
第18巻
(1988年1月発行、 978-4253044189)
第19巻
(1988年4月発行、 978-4253044196)