恋に毒針

恋に毒針

ずっと片思いをしていた男の子に気持ちを伝えられないまま、親友との仲を取り持ってしまう奥手でお人好しの女の子が、辛口だけど優しい年上のイケメンと出会い、自分の本音を引き出し、手助けしてくれる彼に惹かれていくラブコメディ。控え目な主人公は予測できない行動をする年上イケメンに振りまわされながらも、しだいに自分の意思を言えるようになっていく。小学館「ベツコミ」2019年2月号より連載。

正式名称
恋に毒針
ふりがな
こいにどくばり
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
フラワーコミックス(小学館)
巻数
既刊2巻
関連商品
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概要・あらすじ

中学生の時からずっと同級生の横溝浩太に片想いをしていた倉田絢。高校1年生の2月、浩太は絢の親友、沙羅と付き合うことになった。覚悟はしていたものの、好きな人に彼女ができたことにショックを受ける絢。そんな中、中学時代の友達から「女の子が少ないから」と頼まれ、合コンに行くことに。絢は合コンに馴染めず、積極的に話しかけてくる男の子から逃れるため、トイレに逃げ込む。先に帰ろうと思い、トイレから出ると、その場にいた別の男の子が絢の様子を心配し、声をかけてくれた。部屋から絢の荷物を取ってきて、送ってくれた2歳年上の男の子、は失恋したての絢の話を聞いてくれた。絢が「片想いしていた男の子と、高校でできた自分の女友達との仲を取り持ってしまった」と話をすると、隆は「君はいい子ちゃんなのか、いい子ぶってるだけなのか」とグサリとくる言葉を絢に浴びせる。カチンときた絢はその場を去るが、翌日、隆は校門の前で絢を待っていた。隆は「昨日はキツいことを言った」と謝り、「本音を言ってくれないと話を聞く意味がない」と優しい言葉をかけてくれた。絢は泣きながら「どうして自分ではダメなのか」というドロドロした感情と「その感情は隠してこれからも二人と仲良くしていたい」という本音を話した。隆は「つらくなったら自分にすべて吐き出せばいい」と絢と連絡先を交換した。隆はなぜ失恋をこじらせている自分をかまってくれるのか、不思議に思う絢。放課後、ファーストフード店で浩太、沙羅、絢は三人でテスト勉強をしていた。難問が出てきた時、浩太が助っ人として兄を呼んだという。そこに現れたのは隆で、「浩太の兄の「横溝隆太」です」と名乗った。好きな人の兄に本音をぶちまけてしまったと真っ青になると同時に、隆が何を考えてるのか全く予測のつかない絢だった。

登場人物・キャラクター

倉田 絢 (くらた あや)

高校1年生の女子。友達想いで優しい。前髪のあるミディアムボブヘア。長さは鎖骨くらいまでで毛先にレイヤーが入っている。優柔不断でお人よし。周りに合わせて自分の意見を言えないことも多い。中学時代から横溝浩太に片想いをしていたが、高校から仲良くなった親友の沙羅との仲を取り持ってしまう。黒山動物園のキャラクター、クロネコヤマオさんのファン。

横溝 隆太 (よこみぞ りゅうた)

高校3年生の男子。切れ長な目のイケメン。ストレートで前髪が長く、耳にピアスをしている。横溝浩太の兄だが、顔はあまり似ていない。頭が良く、春からM大に行くことが決まっている。毒舌だが、優しいところもある。予定を狂わされることが嫌いだが、倉田絢に対しては別。教習所に通い、免許をとったばかり。浩太のことを好きな倉田絢が前から気になっていた。

横溝 浩太 (よこみぞ こうた)

高校1年生の男子。倉田絢とは中学からの同級生で、絢の片想いの相手。素直で能天気な男の子。憎めない性格で、誰とでもすぐに仲良くなれる。鈍感で絢の気持ちには全く気が付いていない。短髪を横分けにしていて、おでこが出ている。絢の協力のもと、沙羅と付き合うことになった。横溝隆太の弟。

沙羅 (さら)

高校1年生の女子。倉田絢の親友。黒髪のロングストレートで前髪は短い。友達想いで美人。素直になれない意地っ張りな性格。自分が可愛げないことも自覚している。絢の協力のもと、横溝浩太と付き合うことになった。

書誌情報

恋に毒針 2巻 小学館〈フラワーコミックス〉

第1巻

(2019-07-26発行、 978-4098705238)

第2巻

(2019-11-26発行、 978-4098706358)

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