概要・あらすじ
29歳のOL、宇田川咲子は、中学時代にチョコをあげた事を周りにバラされたり、初めてできた彼がバイトの新人の女の子に必ず手を出すクズ男だったりと、失恋が公になっては周囲に同情され、恥ずかしい思いをしてきた。以来、自分の人生から恋愛をしめだして、一番大事なものはお金だと割り切って生きてきた。職場ではミスもトラブルもなく、コストカッターとして上司受けが良い咲子。しかし、仕事のできる同僚男性の紺野はクライアント第一主義で、コストを抑えようとする咲子とは意見が合わない。恋はいらないが結婚をしたい咲子は、結婚相談所に通って恋愛感情抜きで貯金と家事分担をしてくれる相手を探す。気の合う人はなかなか現れず、長期戦になる事を覚悟していたが、ある時、自分と同じ価値観の男性、正直と出会う。咲子は彼に運命を感じ、とんとん拍子に話が進んで二人は婚約する事に。機嫌のいい咲子にすぐに気が付いたのは紺野だったが、スマートな彼はそれ以上踏み込んでこなかった。その後、女子社員たちに問い詰められた咲子は婚約した事をみんなに話してしまう。そんな幸せの絶頂だった咲子に「800万円立て替えてくれないか」と軽く頼む正直。咲子は正直に疑念を抱きながらも銀行でお金を降ろしてしまう。偶然銀行にいた紺野は、真っ青な顔の咲子を見てすべてを察し、弁護士だと名乗って咲子たちのテーブルに座り、正直を追い詰める。
書誌情報
恥ずかしいので、また今夜 3巻 小学館〈フラワーコミックス α〉
第1巻
(2019-04-10発行、 978-4098704583)
第2巻
(2019-12-10発行、 978-4098706822)
第3巻
(2020-08-07発行、 978-4098711185)